かたばみ

個数:
電子版価格
¥2,585
  • 電子版あり

かたばみ

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2025年05月26日 06時02分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 560p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041122532
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」
太平洋戦争の影響が色濃くなり始めた昭和十八年。故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。一方、悌子の下宿先の家主の兄である権蔵はその日暮らしを送っていたが、やがて悌子とともに、戦争で亡くなった清一の息子・清太を育てることになった。よんどころない事情で家族となった、悌子、権蔵、清太の行く末は……。

内容説明

太平洋戦争直前、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活をはじめた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は…。血の繋がらない親子を描く、笑いと涙のホームドラマ。

著者等紹介

木内昇[キウチノボリ]
1967年、東京生まれ。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。2008年に刊行した『茗荷谷の猫』で話題となり、翌年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。11年に『漂砂のうたう』で直木賞を、14年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞の3賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

450
木内 昇は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、戦前戦後の女性教員大河野球小説、感動作でした。 今年のBEST20候補作です。 主人公の山岡悌子は、日本女子代表選手 やり投 北口 榛花のイメージで読みました。 夏の甲子園の決勝戦の日に読めて幸せです。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000639/2023/08/23

青乃108号

428
あまりにも分厚い見た目に恐れをなし、なかなか手が出なかったが、読み始めると一気だった。戦時中から戦後にかけての、善人ばかりの多くの登場人物が織り成す数多くのエピソードに、その話要る?などと思うところもあるにはあったが、ちゃんと物語の下地として必用だったんだな、と後でわかる。母ちゃんと父ちゃんと、そしてたった一人の息子。その3人の家族の成長を中心に据えた物語。3人でこそ家族。かたばみの葉と同じ。ラストシーンも空が青くて良かった。怖い物が飛んでなくて良かった。父ちゃんと息子でキャッチボールが出来て良かった。2024/07/11

のぶ

293
新聞連載が終わった時から書籍化されるのを待ち望んでいた。とても素晴らしい物語で体が震えるほど感動した。話は前半と後半で分かれ。前半部は主人公の山岡悌子が国民学校の代用教員として勤める日を目前にした所から始まる。時は戦中戦後の混乱期。悌子が強く生きていく姿が描かれている。後半は幼馴染みの忘れ形見を養子にして実の子として育てていく流れが中心になっていく。ここでは一つの家族の形態が核になっている。暗く貧しい時代だが、木内さんは全体を通し明るく描いている。本当に上手い。木内作品にまた好きな一冊が加わった。2023/08/19

タツ フカガワ

290
女学校時代、槍投げ選手として五輪出場を期待されていた山岡悌子は肩を壊して小学校の代用教員に。軍人の家に生まれた中津川権蔵は、人との関わりを嫌い、何に対しても無気力な男。3歳の清太は悌子の初恋の人、神代清一の遺児。戦中戦後を舞台に描く家族小説で、終盤は目も鼻もぐずぐず状態。ハート型の三つ葉をもつ“かたばみ”という表題は、ひたむきに生きるこの3人になぞらえたものなのか。とてもよかった。同じ時代背景で『笑い三年、泣き三月』という(疑似)家族愛を描いた木内さんの名作を思いだし、こちらも読み返したいものです。2023/11/21

tetsubun1000mg

289
タイトルの「かたばみ」の登場シーンは少なかったのだが、ネットで「かたばみ」を調べるとハート型の3枚の葉っぱの画像が見つかり悌子、権蔵、清太の3人の親子の繋がりを象徴したのかな?と気が付いた。 定期購読している本の雑誌11月号の書評で気になって選ぶが、560頁の暑さにひるみながら読み進めると会話文を生かして読みやすい文章でした。 まるでNHKの朝の連続小説を見ているような感じ。 木内昇さんは高校、大学でソフトボール部に入って今もソフトボールクラブに在籍しプロ野球のヤクルトスワローズの大ファンだとか。2023/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21380677
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。