出版社内容情報
ワールド・ワンダー・パークでは、不思議なことがよく起きる。幽霊が見える樋高燐太郎は、唯一のゴースト・ホスピタリティ係の社員として、今日も怪異の対応に追われていた。ウォーター・ライドで浴びせられる黒い水、異次元に繋がるという噂の扉、昔の約束を果たしに来た幽霊、見つからない迷子……。ゲストの笑顔を守るため奔走する燐太郎はやがて、パークに秘められた過去に気づく。夢と感涙のノスタルジック・ミステリ!
内容説明
ワールド・ワンダー・パークでは、不思議なことがよく起きる。幽霊が見える樋高燐太郎は、唯一のゴースト・ホスピタリティ係の社員として、今日も怪異の対応に追われていた。ウォーター・ライドで浴びせられる黒い水、異次元に繋がるという噂の扉、昔の約束を果たしに来た幽霊、見つからない迷子…。ゲストの笑顔を守るため奔走する燐太郎はやがて、パークに秘められた過去に気づく。夢と感涙のノスタルジック・ミステリ!
著者等紹介
木犀あこ[モクセイアコ]
1983年徳島県生まれ。奈良女子大学文学部卒。2017年、『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』で第24回日本ホラー小説大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっしー
25
タイトルと素敵な表紙絵にひかれて手に取りました。幽霊を相手にしたテーマパークかと思いきや、テーマパークにいる幽霊に対しての対応だったのですね。キャストとしての在り方は現実そのもの、そこに不意に幽霊が起こした怪奇現象が絡んできて、テーマパークとしてより良い方向での解決が求められる。リアルと不思議の混ざったお話でした。久しぶりにテーマパークに遊びに行きたくなりました。2024/11/04
昼夜
18
角川ホラー文庫なのでゴーストタウンならぬゴースト遊園地のホラーかと思いましたがファンタジーでしたのでご安心下さい。テーマパークのホスピタリティ、普段絶対に見られないバックヤードそしてそんなテーマパークで起きる不思議な出来事の一冊で三度美味しい内容で今は行けない状態なので心を宥められたらと読み始めましたが余計に行きたくなって困りました。映像化して欲しいけど絶対に無理だろうな、残念だけど。2022/02/28
半熟タマゴ
10
日本有数のテーマパーク『ワールド・ワンダー・パーク』。パーク内唯一のゴースト・ホスピタリティ係である樋高燐太郎が園内で起きる不思議な出来事を解決していくノスタルジックな物語。最初は霊ではなく人を優先する考えだった燐太郎が、霊に関するトラブルに向き合っていくうちに辿り着いた答えに優しい気持ちになりました。2022/03/09
まいまい
6
大型テーマパークでゴースト・ホスピタリティ係を担う主人公のお話。 テーマパーク内の描写が細かくて、本当に遊園地にいるような楽しい気分になった!!好き!! 願わくば地図がついてたらよかったなあ。2023/07/04
Spok
5
面白かっけどホラー度弱くて優しい感じ。2023/06/05