出版社内容情報
食事、運動、病気予防、治療まで、私たちは毎日小さな選択を積み重ねています。
そして、多くの分岐点を経た結果として、この先、健康でいられる時間が決まってくるのです。
そのために自分でできることは意外とたくさんあります。
そこで本書では、心血管の専門医が「健康寿命を延ばす」たった一つの考え方を紹介します。
ポイントはあらゆることを「見える化」し、自分の体に合った「合理的な選択」をする習慣を持つこと。
(自分で予防・改善するためのツールも紹介します)
医療多様性が叫ばれる今「あなた」が健康を決める時代です、是非本書を読んで、
自らの健康意識を改善していきましょう。
【目次】
プロローグ――人生は選択の連続である
はじめに――あなたの健康をつくるのは日々の選択の積み重ね
1章 健康寿命を延ばす「選択」と「見える化」
2章 自分の体に合った「食べもの」を選択する
3章 全身を巡る血液の状態を「見える化」する習慣
4章 運動と睡眠の「見える化」で病気になりにくい体をつくる
5章 治療にも「見える化」と「選択」を
おわりに――私たちは毎日・毎瞬、選択の岐路に立たされている
内容説明
健康寿命とは―健康上の問題で日常生活が制限されることなく、誰にも頼らずに自立した生活を送れる期間。多くの人が、平均寿命までの10年前後は「日常生活が制限される健康上の問題」を抱えることになっている。しかし、毎日の様々な場面での“選択”次第で、健康に問題のない健康寿命を延ばしていくことは可能なのです。
目次
第1章 健康寿命を延ばす「選択」と「見える化」(人生100年時代、本当に100歳まで生きるのか;長生きするなら、どう生きるか ほか)
第2章 自分の体に合った「食べもの」を選択する(なぜ私たちは合理的に選択できないのか;自分のリスクを「見える化」する ほか)
第3章 全身を巡る血液の状態を「見える化」する習慣(“3高”の血管内で起こっていることを見える化する;健診結果からわかる未来を見える化する ほか)
第4章 運動と睡眠の「見える化」で病気になりにくい体をつくる(エビデンスに基づく“効果的な運動習慣”とは;エビデンスに基づく“効果的な睡眠習慣”とは)
第5章 治療にも「見える化」と「選択」を(治療にも「選択」がある;診察室で起こっていること ほか)
著者等紹介
浅野拓[アサノタク]
聖路加国際病院・心血管センター循環器内科。1979年生まれ。2006年3月浜松医科大学医学部卒業後、聖路加国際病院の初期臨床研修を開始。心血管センターにて主に冠動脈疾患や弁膜症の診療に従事し、これまで術者として500人以上のカテーテル治療に当たる。急性心筋梗塞など緊急疾患の救命を目的とする診療を行う一方で、チーム医療、個々人のリスクに見合った治療選択、実践的な生活習慣を患者に提案することを重視している。臨床研究には主導的立場から取り組み、これまでLancetやThe New England Journal of Medicineなどの主要医学雑誌をはじめとした70編以上の英語医学論文の作成に関わり、国際学会での講演や発表も精力的に行っている。現在、医療者と患者が協働して医療上の決定を下す「SDM外来」プロジェクトを主導している。2020年アムステルダム大学(University of Amsterdam)にて博士号取得。日本内科学会専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本循環器学会関東甲信越支部予防委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。