出版社内容情報
データ活用で、これからの防災は変わる
地球温暖化に伴い、世界中で異常気象が起きています。日本は古くから地震や台風、豪雨などにより大きな被害を受けていますが、近年、集中豪雨など、これまでにない大規模災害が毎年のように発生しています。自然災害を防ぐことは難しいですが、データを有効活用し適切な対応をとることで、より効果的な防災・減災、より迅速な復旧につなげることが可能です。
本書では、自然災害に関するデータを、防災・減災と災害からの復興にどのように活用していくか、気象庁や防災科学技術研究所などへの取材や、これまでのデータ活用の実例を挙げながら、現状と課題、展望などについて紹介しています。
目次
00 プロローグ
01 2035年9月X日、超大型台風の襲来
02 迅速で正確な気象予報を目指せ
03 洪水被害を減らせ
04 土砂災害被害を減らせ
05 地震被害を減らせ
06 地震被害を推定せよ
07 被害状況を迅速に知れ
08 望ましい避難を実現せよ
09 国や自治体の計画を知れ
10 自分たちで防災計画をつくれ
著者等紹介
稲田修一[イナダシュウイチ]
九州大学大学院修士(情報工学専攻)、米国コロラド大院修士(経済学専攻)総務省近畿総合通信局長、大臣官房審議官などを歴任、モバイル、セキュリティ、情報流通などの政策立案や技術開発・標準化業務に従事。東京大学先端科学技術研究センター特任教授、IoT/データ活用によるビジネス革新や価値創造について研究。一般社団法人情報通信技術委員会事務局長、標準化のマネジメント業務に従事。2019年より早稲田大学研究戦略センター教授。そのほか現在、総務省「異能vation」プログラム評価委員、地区防災計画学会最高顧問、スマートIoT推進フォーラムIoT価値創造推進チームリーダーなどを兼職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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