角川ホラー文庫<br> 船玉さま―怪談を書く怪談

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角川ホラー文庫
船玉さま―怪談を書く怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041121658
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

海が怖い。海は死に近いからーー。山では、「この先に行ったら、私は死ぬ」というような直感で足がすくんだこともある。海は、実際恐ろしい目にあったことがないのだけれど、怖い。ある日、友人が海に纏わる怖い話を始めた。話を聞いているうちに、生臭い匂いが立ちこめ……。(「船玉さま」より)
海沿いの温泉ホテル、聖者が魔に取り込まれる様、漁師の習わしの理由、そして生霊……視える&祓える著者でも逃げ切れなかった恐怖が満載。
「"これ本当に実体験! ?"と驚くことばかり。ぞくぞくします。」 高松亮二さんも絶賛の声! (書泉グランデ)
文庫化にあたり、メディアファクトリーから刊行された『怪談を書く怪談』を『船玉さま 怪談を書く怪談』に改題し、書下ろし「魄」を収録。解説:朝宮運河

内容説明

海があまり好きでない著者は、友達が見た女の影の話を聞いているうち、腐敗臭が立ちこめてきたことに気づき―「船玉さま」。とある一家が次々と不幸に見舞われる「茶飲み話」、民話の里・遠野への取材旅行で追いすがってくるなにものかの顛末を記した「いきよう」、下町情緒あふれる怪談「浅草純喫茶」などに書き下ろし「魄」を加えた13篇。宗教や民俗学、オカルトに造詣が深い著者ならではの恐怖体験を綴る。

著者等紹介

加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
加門さんの最新の短篇集です。十三の作品がありますが、わたしは「とある三味線弾きのこと」「鳥の髑髏」「茶飲み話」「聖者たち」という作品が印象に残りました。「とある三味線弾きのこと」は三味線に憑いているもののような感じが非常に面白く感じます。「聖者たち」というのは二作あるのですがなんか怖さがじわっと来るような気がします。2022/11/21

nuit@積読消化中

77
【日本の夏は、やっぱり怪談2022】〈其の一・和編〉イベント参加で読みました!加門七海さんのお話はどれも怖いし面白い。「怪談を書く怪談」作中にも紹介されている『恐怖の心霊写真集』のお話は無茶苦茶共感します。こんなに怖い関連のお話が大好きなのに、なぜか小さい頃から心霊写真集だけはまともに見られなかった。しかも買って家に持ち込むなんて絶対にしない。いや、できない!なぜかたまに本気なものを感じてしまって…って、霊感0ですが(笑)。久々の加門七海ワールド堪能しました〜。2022/08/03

キンモクセイ

61
〝船玉さま〟幼稚園のママ友から紹介された胡散臭い霊能者宅を嫌々訪れた。帰宅後に家の前に女がいた。全身ずぶ濡れで長い髪にはフジツボや海草類が貼り付いていた女が...〝誘蛾灯〟幽霊に遭うのは時として怖いし、不愉快でもあるけど縁は切れないし切りたくもない。出会った不思議を記して楽しみ糧を得る。〝いきよう〟化物屋敷に取材で岩手県遠野市へ。祟りがあるという場所へ行って災いが起こるのは自業自得。〝怪談を書く怪談〟記憶が恐怖を呼び覚ます。呼ぶ話は呼ぶ。書けない話は絶対に書けない。因縁のある話は書いて厄祓いしたいけど。2022/02/26

眠る山猫屋

60
実話怪談系、しかも作者さんは特に視えたり祓ったり出来る人ではないという事で、きっと怖さは控えめ・・・と思ったら(苦笑)やっぱり『祝山』や『目嚢』の作者さんだけあって、ローブローでドスンとお腹にくる怖さ。“何か”があったのかもしれない・・・でも他所の家庭の事だから踏み込まない。正しいスタンス。扉の向こうに“何か”がいるかもしれない。いないかもしれないけれど、朝まで扉は開けない、きっと正解。怪を語れば怪来たる。立ち向かうのではなく、避けて通るということ。それでも・・・。聖者のエピソードが心に残る。2024/07/10

sin

60
自分語りの臨場感のある怪談実話ではあるが、独特な押し付けがましさを感じてしまった。それは以前には感じなかったことで、怪異に対する作者の遠回しな決め付けが鼻につくようだ。テレビで商品解説のテロップに出る※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。のように感じ取った怪異をやんわりと打ち消して見せる所も胡散臭く受け取ってしまう。ただ作者の解釈を牽強付会に感じたとしても霊的な存在を声高に主張するわけではなく、この心霊の臨場感は得難い読書体験だとは承知している。2022/07/15

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