出版社内容情報
新任キャリアの仁村と叩き上げのマル暴刑事・皆沢。それぞれ知事の贈収賄案件と暴力団抗争事件を追うが、ある女の死をきっかけに2つの事件はつながっていく。絡み合う事件の真相とは。迫真の警察小説!
内容説明
キャリアの仁村は山梨県警捜査二課長に着任早々、県知事・有泉の贈収賄事案を手がけることになる。県の人事委員長の職をあっせんする見返りに、葬儀会社会長・新原から三百万円相当の洋服仕立券を受け取ったというのだ。一方、県警組織犯罪捜査室長の皆沢は地元暴力団の抗争事件を追っていた。激化した抗争に巻き込まれ命を落とした女は、仁村たちに情報を上げていたスパイだった…。県を揺るがす2つの事件。その衝撃の真相とは!?
著者等紹介
安東能明[アンドウヨシアキ]
1956年、静岡県生まれ。94年『死が舞い降りた』で第7回日本推理サスペンス大賞優秀作、2000年『鬼子母神』で第1回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。10年には「随監」で第63回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した。警察小説を中心に活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
21
何となく読了(^^;この作家さんの柴崎さんシリーズは好みなのに…。今作は、ハマらず。2022/05/07
たーさん
17
安東さんのシリーズじゃない単発の警察小説。山梨県を舞台に山梨県警に赴任した若手キャリアの捜査二課長とベテランマル暴刑事がタッグを組んで県知事の汚職と暴力団の抗争を追う。恥ずかしながら捜査二課が扱う汚職は複雑で理解するのに時間はがかかる(笑)中盤まで地道な捜査で少々退屈しますが二人がタッグを組んだ辺りかは目が離せません。そしてその二人、飯を良く食う(笑) しかも旨そうな描写。苦難の捜査の末、ちょっと苦い逮捕。続きが出たら読みたい❗ 2023/02/01
hiyu
5
贈収賄事案を中心に話が展開していくが、ちょっと自分には合わなかった。ただ、妙なリアルさを所々感じ、背部がぞわぞわする感覚が拭えなかった。2022/05/05
anko
2
地方における県知事の贈収賄事件と組織犯罪事件。二つの事件が、ある女性の死によって、繋がっていく。登場人物が多く、警察の上下も良くわからず、困惑しましたが、なんとか読み終えました。ドラマ化してるのかな?対比する警察官皆沢と仁村。大食い同士の食事風景は、映像で見てみたい気もする。2024/11/24
ねぎまぐろ
1
★★2025/04/09