角川スニーカー文庫 彼女が先輩にＮＴＲ（ねとら）れたので、先輩の彼女をＮＴＲ（ねとり）ます〈２〉

震電 みひろ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2022/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 314p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041120385
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

聖夜に果たされた２人の復讐劇。燈子に対するもやもやを抱えたままの優は初詣で親友の妹明華と再開する。久々の出会いなのに彼女は熱烈なアピールをしてきて――！？燈子VS女子高生、NTRラブコメ２戦目勃発！？

内容説明

聖夜に果たされた復讐劇を経て、一色優と桜島燈子は恋人に裏切られた痛みを共有し、心の距離を縮めていた。年を越した優は初詣で親友の妹・石田明華と再会する。幼い時から優に憧れを抱いていた明華は兄に連れられサークルのスキー合宿にも参加してきて、熱烈にアピールしてくる！優は合宿をきっかけに燈子とより親密になろうとしていたが明華を邪険にすることもできず、外野からは満更でもなさそうに映る。彼をＮＴＲれると焦りを感じた燈子は、お酒の勢いも借りて優に素直な気持ちを伝えるがブレーキが効かなく急接近し過ぎてしまい！？“先輩ＶＳ後輩”ＮＴＲラブコメ２戦目勃発！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐治駿河]

タイトル回収は１巻で完了しているので２巻はただのラブコメ。実際には１巻でもNTRされたが、仕返しのNTRは出来ていない。ただ多くの人前で暴露大会を催し相手を貶めただけでした。最終的に燈子は１巻の最後で元恋人とは関係が終了しているので、その後に主人公（優）と大人の関係になったとしてもNTRを仕返したことになりませんよね。まあ、燈子は身持ちが硬いですから、２巻の時点でもそんな関係にはなりませんけどね。２巻は１巻の続編でもよかったがタイトルは変更すべきではと思いましたね。ちなみに内容自体は普通に楽しめます。

2024/08/03

[ナギ]

予想通り普通のラブコメに移行しましたね。ただ、友達の妹というだけではライバルにはならないですよね。他に恋愛対象のヒロインもいないので、普通に恋愛成就までを描くのでも良いと思いますがインパクトは弱いか……復讐から始まっているのでピークがそこに行ってしまっているので次は、カレン達の復讐をかわす展開かな？

2022/09/21

[よっち]

聖夜に果たされた2人の復讐劇。しかし優と燈子との関係はなかなか進展しないまま、初詣で親友・石田の妹・明華と再会する第二弾。燈子自身も多忙で、劇的な復讐劇ゆえに逆に目立つ行動は取りにくくなってしまった優。そんなもやもや状況で久しぶりに優と再会して、サークル合宿にも参加して熱烈にアプローチする明華。燈子を意識して真っ直ぐにぐいぐい来る明華に振り回されて、燈子とはすれ違う展開でしたけど、それでも大切な想いは揺るぎなくて、ピンチに助けに行かずにはいられない優の熱い想いを感じさせてくれた結末はなかなか良かったです。

2022/06/02

[まっさん]

★★★☆ 前巻でとある共通の目的を成し遂げる為に協力した事で距離を縮めた主人公とヒロインの前に現れたのは、長い恋心を秘めた一人の美少女JK。傍から見るともどかしい距離感を保つ二人の関係に一石を投じる彼女の登場は、どこか二人の絆に胡座をいていた彼らの関係を脅かすのには十分な存在感でした。とにかく主人公への押しが強く、中盤まではメインヒロインの出番を食う勢いで攻勢を強める彼女の健気な恋心には素直に好感を覚えました。 ただ、問題は主人公の曖昧な立ち位置。確かに親友の妹で周りに知り合いもいないヒロインを気遣う→

2022/08/12

[TERU]

復讐は完遂した。しかし、本当の意味での復讐とは、当人が幸せになり過去の思い出と訣別する事...というわけで2巻からは、共に計画を遂行し距離が近くなったヒロインと2巻から登場する新ヒロインを加えた三角ラブコメが始まる。 1巻の変化球から、まさかの2巻は直球ストレート。これには虚をつかれた。 良い感じの王道展開でラブコメしていたのですが、主人公の鈍感さが面白さに良き影響を与えていないのが気になりました。 1巻のラストから予想外な続刊でしたが引きがとても良かったので続きも気になります。

2022/10/14