出版社内容情報
深町 秋生[フカマチ アキオ]
著・文・その他
内容説明
暴力団にも物怖じしない怖れ知らずの老ジャーナリストが惨殺された。犯人を追う警視庁捜査一課の神野真里亜は、元同僚の鑑識係から驚きの人物が捜査線上に上がったことを知らされる。真実を明らかにするべく相棒のマル暴刑事・樺島と独自の捜査を始めた真里亜は、気づけば警視庁を揺るがす陰謀に巻き込まれていた。読む者すべてを圧倒するノンストップクライムサスペンス。映画原作『ヘルドッグス 地獄の犬たち』の完結編!
著者等紹介
深町秋生[フカマチアキオ]
1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し05年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
178
嗚呼、兼高にまた会えた。いや出月だよね。地獄に煉獄ときて完結編は天国か・・今回も沢山死ぬ。もうね、警察組織なんてどうでもよくなっちゃうのだ。とにかく出月が生きてる事!死ぬより苦しい生きることを、ただ穏やかにその時まで生きること。これが全て。今作は神野目線で物語は進むのだが、神野もよく生き残ったよね。はぁ・・溜息しか出ない。その後の神野で番外編があるのだろうか?いや、これで終わりで良いかな。だって、その時はもう出月はいないのだ。2022/10/11
ずっきん
87
ヘルドッグスシリーズ完結編。前二作と深町氏が大好きなので、映画公開に合わせた文庫書き下ろしだろうが、薄かろうが、読まない選択肢はない。テンポよく、スピーディーに、都合よく、手抜き無しヴァイオレンスの波状攻撃で「兼高ぁあああ!吾妻ぁあああ!」なファン心理を(めずらしく)満たしてくれる完結編だった。ラストも(めずらしく)沁み沁み。はぁー、よかった。書いてくれてありがとうございます。ところで映画の岡田兼高も坂口室岡もすごくよかった。ただ、原作かヤクザ組織の知識がないと、敵味方が全くわからないもようです笑。2022/09/27
H!deking
80
ヘルドッグスシリーズの完結編ですね。兼高のその後が描かれています。導入からハイスピードで一気読みでした。今週末映画行ってきます。楽しみ!2022/09/15
タックン
61
深町秋生繋がりで読んだ。シリーズ最終作みたいだけどこれだけ読んでもだいたいわかる。刑事がヤクザつぶしにヤクザ組織に潜入して血で血を洗う抗争の果ては・・・?ほんと旋律の修羅場と化したしょうもないty版劇。 一人の優秀な若い女性刑事の活躍だけが癒しだった。 発端は政治家のバカ息子のお遊びがヤクザにつけこまれてっていつものパターン・・・国会議員は2世3世ばかりだから現実もヤクザや海外のスパイにつけこまれてるよなあ。2022/12/07
きよかつ
51
シリーズの完結編。三部作の中で完結編が一番短く読み易いのが不思議。何となく円満解決ですかね。読み応えの有ったシリーズではあった。 7/102022/09/16