出版社内容情報
今野 敏[コンノ ビン]
著・文・その他
内容説明
都内の私立高校で、傷害事件が発生した。白昼の実験準備室で男子生徒が教師を刺したという。警視庁少年事件課の富野が取り調べを行ったところ、加害少年は女子生徒が教師に襲われていると思い頭に来たと供述した。ところが、女子生徒の口から語られたのは、耳を疑いたくなるような事実だった。捜査を進めるなかで、富野はお祓い師の鬼龍光一・安倍孝景と再会、事件の背後に人知を超えた力が隠されていることに気付くが…。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。78年、上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て執筆活動に専念。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞をダブル受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
67
まさかあの人が!!!という展開。今回もまた鬼龍、孝景、そしてトミノナガスネヒコの富野さん、大活躍!!!鉄って邪なるものから守る役割があるのですね!東京は守られている気がします。富野さん、覚醒しましたね?外道の親玉をやっつけてしまった!!!愈々次作が楽しみです😊2024/03/02
のり
65
鬼龍シリーズ。高校教師が男子生徒に刺された。理由は女子生徒が襲われていた為だと言うが、女子生徒は法力を得る為の行為だと言い分が分かれる。密教団体の権力争いと「平将門」の呪いを合わせもつ不可解な事件。捜査にあたる「富野」の覚醒はあるのか…呪術対戦の攻防。外道を祓うのは一筋縄にはいかない。2022/09/09
はつばあば
50
随分前、図書館で鬼龍光一シリーズを楽しませて貰ったものです。その鬼龍に逢えるとは嬉しい限りです。が前3巻をすっかり忘れてしまったのでこの本のレビューが終ったら購入に行こうかと。オカルト好き、警察モノ好きにはたまりません(^^♪。ですがなんで東京だけが安泰なんよと(^_^;)。確かに娘も都営線上の住んでいますので将門さんに守って欲しいです。これだけ地震や災害が多いのは政治が乱れているからではないかとひそかに思っています。好みもありますが今野さんの祓師を扱った伝奇小説も(^^♪2023/05/29
kumo
26
★★★★☆2022/04/17
金吾
23
鬼龍シリーズなのを読み初めて知りました。しかし今回は鬼龍はあまり活躍しません。結界の話は面白かったです。2022/03/21