出版社内容情報
からりとした気候で過ごしやすい6月の北海道。『くま弁』での配達の仕事も板についてきた雪緒は、店長夫婦のユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知る。実は結婚式を挙げていない2人だったが、そんな彼らと仲の良い黒川が発起人となり結婚記念パーティーが開催されることに! 普段お節介を焼かれ慣れていないユウと千春は照れつつも嬉しそうな様子。するとユウから、千春を喜ばせるサプライズを考えたいと相談されて?
内容説明
からりとした気候で過ごしやすい6月の北海道。『くま弁』での配達の仕事も板についてきた雪緒は、店長夫婦のユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知る。実は結婚式を挙げていない2人だったが、そんな彼らと仲の良い黒川が発起人となり結婚記念パーティーが開催されることに!普段お節介を焼かれ慣れていないユウと千春は照れつつも嬉しそうな様子。するとユウから千春を喜ばせるサプライズを考えたいと相談されて?
著者等紹介
喜多みどり[キタミドリ]
北海道出身。第1回角川ビーンズ小説大賞を受賞し、「天空の剣」(書き下ろし)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
219
これってお弁当の宅配の話だったよね。宅配してたよな。宅配をしてたシーンを忘れてしまうぐらい、宅配は置き去りにされた話ばかりだった。雪緒、あんな両親がいたら家に居たくない。自分なら絶縁するな。それでも家族だから、親子でわかりあえるようにしてほしい。ユウ君と千春さん、良い客に恵まれて良かったよ。店と客の距離感が取り払われたアットホームな“くま弁”は最高だね。雪緒に恋の予感あり。つい安全地帯の“恋の予感”を歌いそうになった(古っ!)。なんだかんだで腹が減っては戦はできぬ。“くま弁”のお弁当が食べたいな。2021/11/03
ツン
114
ふくろうさんの話と、両親の話が好きでした。新シリーズになるにあたって、主人公二人の甘い新婚生活がスキップされたときはショックだったけど、ようやく新シリーズの物語も動き出した感じ。それにしても、アプリ自分で作れるなんてすごい。こちらもいい方に進んでほしいです。2021/10/31
ゴンゾウ@新潮部
93
ユウと千春の結婚パーティーにほっこりしました。けど雪緒の両親に少しいらいらしました。 娘を心配するのは理解出来ますがあまりにも一方的。雪緒にも進む道が見えてきました。2024/04/05
オセロ
78
作者さん9冊目・シリーズ3作目。 おそらく次巻がシリーズ最終刊なので今回は溜め回といった感じでしたね。 ユウくんと千春さんの結婚記念日を祝うパーティの話と雪緒の前の職場の粕井、そして彼の甥の話は良かったけれど、雪緒の親には理解に苦しむ…。ただ、鮭の炊き込みご飯のおにぎりなどは美味しそうでした。2024/02/24
ジュール リブレ
74
雪緒さんの宅配をテーマにした新シリーズ3作目。次巻への布石がビシッと打たれた気がします。しかし、こんなお弁当屋さん、近くにないのかな?2022/01/09