角川ホラー文庫<br> さえづちの眼

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角川ホラー文庫
さえづちの眼

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041117361
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。

◆あの日の光は今も
1981年に大阪府東区巴杵町で2人の少年がUFOを目撃した、巴杵池(はぎねいけ)事件。
母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。
事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライターが事件の記事を書きたいと旅館を訪ねてくる。
昌輝は湯水と宿泊客であるゆかりに向けて、あの日何が起こったかを語り始めるが――。

◆母と
真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。
彼女が暮らす民間の更生施設・鎌田ハウスに「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、結果的に住人たちがおかしくなってしまったらしい。
杏を救うために真琴と野崎は、埼玉県にある鎌田ハウスへと向かう。

◆さえづちの眼
郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。
「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。
何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。

内容説明

「わたしは人じゃないの。強いて言うなら“さえづち”かしら」郊外にある架守家では不穏な出来事が続いていた。短期間で入れ替わる家政婦、廊下に響く何かの這い回る音、深夜に現れる赤い目。やがて架守家の一人娘・冴子が失踪し、数十年後には当主が「アカイ、メ」と言い残して死ぬ。架守家への祟りを鎮めるために依頼された霊能者は、比嘉琴子と名乗り―書き下ろしの表題作ほか2篇を収録した、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集!

著者等紹介

澤村伊智[サワムライチ]
1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年、『ファミリーランド』で第19回Sense of Gender賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bunmei

207
澤村伊智の書き下ろし3編からなるホラー小説の中編集。ゾワゾワと怪しく、不気味に蠢く『何か』を、オカルト的な世界観の中で描いている。そして、その怖さの中にも、人としてのエゴや傲慢さを重ね合わせることで、醜い人間心理に迫る、日本ホラーらしさを醸し出している。また、中編小説ながらも、展開は終盤に来て、二転三転と捻りを加え、意外な方向性の中で、恐怖を突き付けてくる。落とし所は、あり得ない『何か』となって、一気にホラー色を濃くし、背筋を凍凍らせる。標題の『えづちの眼』では、シリーズものの霊媒師・比嘉琴子も登場する。2023/08/16

しんたろー

182
比嘉姉妹シリーズの中編が3本…とある施設で起こる怪現象に真琴&野崎が挑む『母と』、湯水&ゆかりがUFO絡み?の事件に関わる『あの日の光は今も』、邪神?に呪われた家に琴子が招かれる表題作…主人公は当事者で、彼らを救う役割でレギュラー陣が登場する。各話ともミステリ色が濃くて、最後に驚きが用意されていた。ホラーテイストは弱めながら効果的に散りばめられゾクゾク感はそれなりにあった。不穏な幕引きで黒い余韻を残しているのも著者らしい。初期作より怖さは薄れたが、パワーダウンではなくシフトチェンジした感じで、次作も期待♬2023/05/07

KAZOO

172
澤村さんの比嘉姉妹シリーズの最新作です。中編が3編収められています。2作目はあまりシリーズに関係なさそうでしたが。やはり澤村さんの本領だるホラーという感じが非常にうまく描かれているような感じでした。母親とその子供という状況が3作ともに出ているようでした。私は表題作よりも最初の「母と」が一番印象に起こりました。2023/04/15

Kazuko Ohta

165
今までの平仮名4文字に比べると、本作の「さえづち」はいちばんありそうだから、タイトルの不気味さとしては控えめか。ただ、中身にはやはり終始不穏な空気が漂う。3編とも「母と子」の関係がテーマになっていて、子どもを産み、育て、想うことが歪んだ形であらわれた結果に思えます。もっとガッツリ比嘉姉妹の活躍を見たかった気もするけれど、表題作の琴子姉の格好よさは格別。ニコリともしないクールな彼女なのに、いつだったか“レリゴー”を歌っていたシーンを思い出して笑ってしまう。いずれまたそのギャップを見せてもらえるのでしょうか。2023/04/07

ちょろこ

149
サクッと三篇の一冊。母と子、そこに怪異を絡ませ比嘉姉妹の活躍をサクッと堪能できた三篇。表題作は旧家 架守家にまつわる不穏な出来事からスタート。雰囲気といい読みやすさといい好みな世界観。でも一本モノにめっぽう弱い自分には一番想像がきつかった。ずるずる…這い回る実況中継描写に鳥肌が止まらない。そこに登場した冷静沈着、クール琴子に安堵の涙。おまじないをアレンジするところも現代風で良い感じ。一番あり得そうな神信仰と心の闇の哀しいコラボ怪異だった。まだまだ姉妹の、琴子の活躍が見たい…後ろ髪をずるずると引かれる思い。2023/05/04

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