丹吉

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丹吉

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041117163
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「語られなければ信じる者も減り、信じられていなければ存在もできない」
かつて赤殿中と呼ばれた化け狸・丹吉は、エッチな悪事によって徳島市方上町にある弁天山の卑猥な形の岩に封じられた。暇をもてあます丹吉は、弁天山に通い詰める松浦とち子を通じて現代社会の見地を得る。ある日、神々の会合で馬鹿にされたプチ弁天は、悔しさを晴らすために丹吉の肉体を復活させ、神使〈候補〉として妖怪退治を命じた。だがこの時代にアクティブな活動をする妖怪はいない……。ひとまず受肉時に破けてしまった殿中を縫ってもらうため、とち子のもとに向かった丹吉とお目付け役の蛇はSOS を察知。セクハラ男からとち子を救うべく田舎道を疾走する。丹吉は無事に神使になれるのか、はたまた岩に逆戻りか――。怪談実話のトップランナーが満を持して放つ、冒険活劇!
人間とは、神とは、妖怪とは、信仰とは――。
真心と下心が錯綜する性悪狸の愉悦と煩悩!

内容説明

化け狸・丹吉は、エッチな悪事によって徳島市方上町にある弁天山の卑猥な形の岩に封じられた。暇をもてあます丹吉は、参拝に来る松浦とち子を通じて現代社会の知見を得る。ある日、プチ弁天の力で受肉した丹吉は、阿波の平和を守るため妖怪退治を命じられるが…。ひとまず破けた殿中を縫ってもらうため、とち子のもとに向かった丹吉はSOSを察知。セクハラ親父から彼女を救うべく田舎道を疾走する。令和版狸合戦がここに開幕!

著者等紹介

松村進吉[マツムラシンキチ]
1975年、徳島県生まれ。2006年、怪談実話の著者発掘コンテスト「超‐1」で1位を獲得しデビュー。“「超」怖い話”シリーズの五代目編著者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヌーン

1
これも他館とりよせ 我が故郷、阿波国徳島の今様狸物語でございます 出てくる地名、スポット、神社などどこも行ったことのあるところばかり、ありありとその場所を想像でき、かつ、徳島の枯れ寂れしょうたれ厭らしさ具合なども克明に書かれておりまして、松村さん、正直ィ~!あと、方言なんかも懐かしいんじょォ~ 他府県の人にはどう見えて見せているかはわかりませんが、非常に丁寧に書き綴られた物語であります ホント、このまんま、飲み屋の感じもセクハラ具合もこのまんま! 離れて長くはあるけれど、超むず痒くも面白かったのでした2025/01/28

nonbiri nonta

1
丹吉は阿波(徳島)の化け狸の生き残り。悪行のせいで永年封印されていたが令和の世に復活した。 小さな社に宿るかわいい弁財天の神使い見習いとして神使いの蛇や出雲の神使いで修業中の兎とともにかつての仲間たちと再会し決戦に挑む。 楽しいお話でした。2022/09/21

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2022年7月初版。初出「怪と幽」2019年12月号、21ね4月号、22年4月号と書き下ろし五章。令和の化け狸【丹吉】譚。2022/09/20

よう

1
かつて恐れられていた化け狸や妖怪も人間が忘れてしまえば存在しなくなる。闇がなくなり様々なことが明らかになった現代においてはもはや物語のなかでしか生きられないのかもしれない。2022/09/10

れいら

1
僕らからしたら完全にオッサンな化け狸。 ていうかただのオッサンに近い。 各章、シリアスな展開に覆い被さるようなコミカルさ。 パラパラめくった一見は時代小説の皮を被っているように思えるが、内容は現代の妖怪事情がテーマ。 昔は跋扈していた妖怪だったが、現代は幽霊に覇権を握られてしまう。 それは語るものがいなくなり、信じるものがいなくなったから。 要所要所に悲壮感が漂うように見えるのは人間のエゴなのか。2022/08/25

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