出版社内容情報
年を取ったから/体型が標準じゃないから/趣味が変わってるから……様々な形で否定される不条理に昔話の女子はどう抵抗したのか?新鋭エッセイストはらだ有彩の代表作『日本のヤバい女の子』続編が文庫化!
内容説明
昔々、理不尽がまかり通っていたころ、それでも怒りを表明し続けた女の子たちがいました―。弟に国を荒らされ天岩戸の奥に引きこもった「アマテラス」。自分を殺した元恋人の前に首を伸ばして現れる「ろくろ首」。夫に不貞を疑われ、炎の中での出産を決意した「コノハナノサクヤヒメ」。一見“ヤバい”行動をとった彼女たちの考えをイラストとエッセイで再解釈する。悲劇を悲劇のままで終わらせない、“物語”を変える抵抗の書!
目次
1 どうしても欲しい女の子たち(オタクとヤバい女の子 鬼を拝んだおばあさん;年齢とヤバい女の子 辰子姫(辰子姫伝説) ほか)
2 許さない女の子たち(嘘とヤバい女の子 磯良(雨月物語 吉備津の釜)
後戻りとヤバい女の子 宇治の橋姫(平家物語 剣の巻ほか) ほか)
3 あれこれ言われる女の子たち(腕力とヤバい女の子 尾張の国の女(今昔物語)
嫉妬とヤバい女の子 山の女神(オコゼと山の神) ほか)
4 抵抗する女の子たち(意思とヤバい女の子 松浦佐用姫;新生活とヤバい女の子 絵姿女房 ほか)
5 運命を切り開く女の子たち(花とヤバい女の子 コノハナノサクヤヒメ(古事記/日本書紀)
友達とヤバい女の子 ちょうふく山の山姥 ほか)
著者等紹介
はらだ有彩[ハラダアリサ]
関西出身。テキスト、テキスタイル、イラストレーションを組み合わせて手掛けるテキストレーターとして数多くの雑誌やwebメディアにエッセイを執筆。2018年、『日本のヤバい女の子』を刊行し、神話や民話に登場する女性たちの心情を汲み取り再解釈するというコンセプトで話題を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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