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出版社内容情報
ロックオンでのライブを成功させたamaneは学園祭に向けて新曲制作に奔走するが……小沼が曲を作れなくなる非常事態が発生し!? さらに天音を想う恋のライバルも登場し――。エモさが加速する最高の青春!
内容説明
天音のトラウマの払拭、そしてamaneとしての初ライブ成功と、ぼっちらしからぬ充実した学校生活を送り始めた小沼だったが…まさかの曲が作れなくなる非常事態に陥ってしまい!?「小沼くん。このまま、分からないままやめちゃったら、逃げたみたいな気持ちになって、それで終わっちゃうと思うんだ」天音、そしてバンドメンバーたちの励ましを受けながら学園祭に向けて新曲制作を足掻き続ける小沼。そんな中、沙子から向けられる幼馴染以上の気持ち、さらには天音へ愛の告白をしたライバルも登場し―バンドも恋も新たな展開へ!エモさが加速するバンド×ラブコメ=最高の青春ストーリー!!
著者等紹介
石田灯葉[イシダトモハ]
埼玉県出身。第26回スニーカー大賞“優秀賞”を受賞し、『宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。』シリーズにてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
32
ロックオンを成功させたamaneは文化祭へと動き出すが、改心の曲が出来た反動からか曲を作れなくなった小沼。 そんな小沼がいろいろな人に大切なものを教えてもらって、そのどれもが最高にエモくて、もがいて苦しんだからこそ出来た曲は過去の自分を超えられたんだなと思うと胸が熱くなりました。 そしてロックオンを遥かに超える熱量が籠もった文化祭を通じて小沼と天音の決断と決意がこの先の物語にどんな影響を与えるのか、続きが大いに気になります。2022/02/03
星野流人
29
音楽物語としても、ラブコメとしても、綺麗にお話がまとまった感じでしょうか。音楽小説として優れていた1巻と比べると、恋愛小説寄りの内容になってたかなぁと。拓人を巡る恋愛模様は、やきもきさせられたり感動したりと楽しかったです。沙子や吾妻さんの傷心がピックアップされてる一方で、天音との仲を育むエピソードが無かったのは、消化不良かも。急に出てきて当て馬にもなれず消えていった走詩先輩、マジで何だったんだ……。あとがきを読むにWeb版から相当削ってるらしいので、その影響なのだとしたら残念ではありますね。2024/01/23
よっち
29
ロックオンのライブを成功させたamaneは学園祭に向けて新曲制作に奔走。しかし小沼が曲を作れなくなる非常事態が発生して、さらに天音を想う恋のライバルも登場する第二弾。ライブを成功させたことで引き起こされた思わぬ非常事態。憧れが強すぎて鈍感主人公ムーブしてしまう小沼がもどかしかったですけど、彼に真正面からぶつかってゆく沙子や吾妻の真摯な思いがあって、ぶつかり合いながら生み出した熱いライブによってamaneがどうあるべきか、自らの思いもまた問われる中、天音や小沼が導き出した答えにはぐっと来るものがありました。2022/02/01
日坂愛衣
17
相変わらず熱い青春、個人として沙子は幼馴染キャラとしてある意味完璧と思う、彼女の熱い思いは本当に心を動かす。そして最後の学園祭は最高の盛り上がり、2022/02/09
サケ太
13
とても良い青春もの。主人公とヒロインたちを掘り下げつつ、きれいな終わり方でよかった。2022/03/03