内容説明
還暦を控えた元同心の藤村、大身旗本の夏木、商人の仁左衛門の3人組は、老後の生きがいとして、よろず相談所を開設した。八百屋の女房は、復讐心から剣術に没頭する夫を止めてほしいと依頼。夫の三右衛門は珍妙な必殺技で町道場で名を馳せていたが、仇はそれ以上の手練れだった。一方、仁左衛門の息子は任された店の経営に失敗して窮地に陥り…。遊びも人助けも全力投球。頼もしいご隠居たちの活躍を描く時代活劇。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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