内容説明
還暦を控えた元同心の藤村、大身旗本の夏木、商人の仁左衛門の3人組は、老後の生きがいとして、よろず相談所を開設した。八百屋の女房は、復讐心から剣術に没頭する夫を止めてほしいと依頼。夫の三右衛門は珍妙な必殺技で町道場で名を馳せていたが、仇はそれ以上の手練れだった。一方、仁左衛門の息子は任された店の経営に失敗して窮地に陥り…。遊びも人助けも全力投球。頼もしいご隠居たちの活躍を描く時代活劇。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei302
44
夏木、仁佐衛門のピンチは収まりつつあるが、自分を変えようとしない藤村慎三郎、遂に妻から見放される。気持ちの離れ方がリアル。反省しなさいっ。少々中だるみ気味。2023/05/07
tama-nyan
2
今回は藤村さんのピンチで次巻へ〜。しかし、この本の登場人物がってわけではなく男って自分のこと棚に上げてオバサンには目もくれず若い女と恋愛出来ると思ってるのが不思議。女はそんなこと思わない。そういうとこは阿呆と言うべきか純粋と言うべきか?2024/12/19
moo
2
いろんなことが起こるなぁ。しかし、げむげむってなんだろう。2023/12/27
sai
1
図書館の新刊コーナーにあったので、新シリーズのものだと勘違いして借りてきてしまった。2022/05/26
なんてひだ
0
未だに分からないが新が付くのと付かないのと、元祖って事なのか、その割には繋がっていないよ、どっちも今起こった物語の雰囲気だし、新しい古いも見当たらない。何だろうか、夏木さんの卒中がある様に時系列はあるんだが、正直どこから読んでも読めるし、というか面白いし、あっという間に読み終わった。何だろうか、よろず相談会がいいのかな〜、とにかくいろんな事件が起きて解決して、3人の思いも語られるんだよね。こないだ読みはじめてもう4冊だ。うーんハマった。