出版社内容情報
少年時代からの悪友3人組、元・同心の藤村・大身旗本の夏木、商人の仁左衛門は豊かな隠居生活のため、男だけの隠れ家を作ることにした。物件を探し始めた矢先、商人の女房の誘拐事件に巻き込まれて……。
内容説明
北町奉行所の同心・藤村慎三郎は35年間の役人生活を終え、息子に役目を譲り渡した。引退後の生活を豊かなものにするため、幼なじみで大身旗本の夏木、小間物屋の隠居・仁左衛門と景色のいい隠れ家を探し始める。穏やかな生活が始まると思いきや、油問屋“布袋屋”から女房が誘拐されたと相談されて…。長年の経験と豊かな人脈を武器に事件を解決。粋でいなせな3人組を描く、軽妙洒脱な時代小説!書き下ろし掌編特別収録。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年に「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
43
大江戸定年組、新シリーズの方から読んだけど、KindleUnlimitedで最初の巻を見つけた。風野作品、読みやすい。男性作家さんだから仕方がないのだけど、家ではな―んにもしない引退老人三人組で、そこが残念。文庫おまけの『夏木権之介の猫日記』も付いているのは良きことなり。次巻へ。2023/04/25
moo
3
どこまで読んだのか分からなくなったので、最初からやり直し。あの家との出会いはそんな感じだったのか、忘れてた。とにもかくにも、3人の仲のいいこと。2023/11/28
sai
2
新シリーズ2冊を先に読んで、前シリーズも読んでみたいと思い再刊行された1巻から。何だか好きなシリーズになりそう…。巻末の書下ろし夏目権之助の猫日記もいいね。 2022/07/08
tama-nyan
1
あべこべになってしまったけど定年組の最初のシリーズ。かな女さんの外見の描写が思ってたのと違った。2024/12/15
しまこ
1
定年を迎えた幼なじみの3人組。 暇を持て余しついでに、隠れ家を探して第2の人生を楽しむ事に。 仕事も立場もバラバラだけど、心許せる友がいるのは素敵な事だ。 少し事件に首を突っ込み見事に解決していく時代劇ミステリー。 風野真知雄さん大好き。2024/02/17
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