出版社内容情報
足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒となっていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。
銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水地として沈めようとしていたのだ。
反対運動の指導者、田中正造は、村を守るため、政治権力に法廷での対決を挑む。
だが、それは果てしなく、苦難に満ちた闘いだった。
日本最初の公害闘争を巡り、権力の横暴に不撓不屈の精神で立ち向かった人々を描いた伝記文学の傑作。
解説・魚住昭
内容説明
足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒に立っていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水池として沈めようとしていたのだ。反対運動の指導者、田中正造は、村を守るため、政治権力に法廷での対決を挑む。だが、それは苦難に満ちた闘いだった。日本最初の公害闘争を巡り、権力の横暴に不撓不屈の精神で立ち向かう人々を描いた伝記文学の傑作。
著者等紹介
城山三郎[シロヤマサブロウ]
昭和2(1927)年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。一橋大学卒。昭和32(1957)年、「輸出」で文學界新人賞を受賞後、本格的な文筆生活に入る。昭和34(1959)年、『総会屋錦城』で直木賞受賞。組織とそこに生きる人間の問題を深く追究した話題作を次々と発表。自らの体験を反映した戦争文学、伝記文学、歴史小説と幅広い分野の作品を手がけ、特に経済小説の分野では日本の先駆者といわれる。長年の多大な功績により、平成8(1996)年に菊池寛賞を受賞。代表作に『落日燃ゆ』(吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞)ほか多数。平成19(2007)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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