出版社内容情報
神戸・異人館街観光中に失踪した夫婦が、25メートルの円の中心で惨殺された。十津川は、被害者と同じツアーに参加していた4人の男女が阪神淡路大震災の被災者だと突き止めるが……。
内容説明
3泊4日の予定で、東京から豪華ツアーに参加した6名の男女。しかし、神戸の異人館街観光中に、1組の夫婦が姿を消した。2日後、夫が25メートルの円の中心で、「公開処刑」として、窒息死させられた。十津川警部は、ツアーに参加した他の4名が、阪神淡路大震災の時に起きた事件と関係があるとみて、捜査を進めるが、行方不明になっていた妻も、犯人の手によって殺されてしまう。不可解な犯人の行動に、十津川が挑む!!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。19年「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サルビア
10
日本の異国を旅するツアーに参加した6人の男女のうち、1組の夫婦がツアー中に失踪するが、残酷な殺し方で相次いで殺された。その事件には阪神淡路大震災が関係していた。25メートルとはどういうことなのか?十津川警部は参加者の中に犯人がいるとみてツアー参加者について調べると全員阪神淡路大震災で被災した人たちだった。けれど調べるうちに皆アリバイがあって犯人ではないことが分かる。三上本部長は十津川からの報告を聞いてイライラする。これは犯人の動機と言うよりもどんな場合でも人命を助けることが出来るのか問われている話だった。2024/08/23
M.kaori☂️☂️☂️🌻🌻🌻☁️☁️☁️🍒🍊🪶🍍
6
西村京太郎サスペンスと ドラマではよく見ていたけど、 今までの本はなかなか難しくて読めなかった。けどこれは読みやすい。わたしに何か合っている部分があるのかなと思う。今年は何かと私の小さな頃に当てはまることが多いな。。2021/07/30
ドットジェピー
5
面白かったです2021/05/26
lockheart
0
3泊4日の予定で、東京から豪華旅行に参加した6名の男女。しかし、神戸の異人館街観光中に、1組の夫婦が姿を消す。十津川警部は、ツアーに参加した他の4名が、阪神淡路大震災の時に起きた事件と関係があるとみて、捜査を進めていく。 奇しくもあの震災から30年というタイミングで選んだ本だった。同じ説明を何回もしてるところがあって少しくどいなぁと感じた。私自身も当時の震災を経験しているので、書いている心理描写や、本当に地震の被害者ばかりだけではないのではといったところは納得がいった。2025/01/19
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