出版社内容情報
ある雷雨の夜、著者は、マンション4階の自室ベランダで、汚れきってボロボロの見知らぬ老猫を発見する。
おびえる室内飼いの若い猫(グー)をなだめつつ、その老猫を看護し、病院に連れて行くと、彼女の腹部には十字形の謎の傷跡があるのだった……
その後、SNSを駆使して飼い主を探し、飼い主宅へ何度も足を運ぶ著者だったが、その家はいつ行っても不在。
実はそこには、悲しくも悩ましい事実が……
元々家にいた室内飼いの若い猫「グー」と、野良気質の老猫「まくら」との性質の違いや関係性、著者の二匹を見守る優しい目線などが、どれも楽しく、笑えて、ほっこりできる実話コミック。
漫画いっぱい写真いっぱいの、美麗で豪華な特殊造本の全ページ・オールカラー作品。迷い猫や野良猫、高齢者との接し方等には多くの「学び」も!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちいこ
14
カメントツ先生のTwitterでみていた老猫を保護してからのあれこれをまとめられた本。収益の一部を寄付されるということで応援の気持ちを込めて、購入しました。2022/04/09
cithara
10
カメントツさんの独特の画風(でも可愛い!)とちょっと奇妙な生活描写が好きになって追いかけている。今回は猫をフィーチャー。私も猫を飼っているので大いに興味をひかれて読んだ。グーさんやまくらさんは写真がたくさん掲載されているので想像しやすい。うちの猫もちゅーるが好きなんだけど... アヤシイ成分でも入っているのかな。でも興味ない猫は本当に無視するよね。まあうちの猫はミーハーなところがあるので、TVCMになっている商品は大抵好きなんだけど。しかしカメントツさんは猫を飼う際の現実問題についてよく勉強しているのね。2022/09/05
ひなにゃんこ
8
★4 《嵐の日に4階のベランダに迷い込んだ、ボロボロに弱った猫を保護した作者さん。ツイッターで飼い主探しをしたところ、「近所のおばあさんが飼っている猫です」と情報が寄せられる》その経緯をツイッターで読んで、色々考えさせられた。カメントツさんの選んだおばあさんとの関わり方が、なかなかできないことだよなぁ、と涙が出た。尊敬する。猫にとって何が幸せか、安全か、アップデートしていかなきゃなぁ。その後のまくらさん(猫)と先住猫グーさんとの暮らしは、ほのぼの猫エッセイ漫画。2匹とも個性的で可愛い♡2022/04/18
ユラニト
6
Twitterで読んでいたので本になるのを楽しみにしていた。漫画の途中で写真が使われていたりするのでカラーの本でありがたい!保護されたまくらさんも、もとの飼い主だったおばあさんとも良好な関係が続いてるようでよかったです。この漫画を楽しみつつ、私も猫たちの幸福のために頑張らないとな〜。2022/04/10
しがない読書人
6
まくらさん登場場面が何度読んでも飽きない強烈感。2022/04/02