角川文庫<br> 滅びの園

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角川文庫
滅びの園

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041112410
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ある日、上空に現れた異次元の存在、<未知なるもの>。
それに呼応して、白く有害な不定形生物<プーニー>が出現、無尽蔵に増殖して地球を呑み込もうとする。
少女、相川聖子は、着実に滅亡へと近づく世界を見つめながら、特異体質を活かして人命救助を続けていた。
だが、最大規模の危機に直面し、人々を救うため、最後の賭けに出ることを決意する。
世界の終わりを巡り、いくつもの思いが交錯する。壮大で美しい幻想群像劇。

内容説明

ある日、上空に現れた異次元の存在、“未知なるもの”。それに呼応して、白く有害な不定形生物“プーニー”が出現、無尽蔵に増殖して地球を呑み込もうとする。少女、相川聖子は、着実に滅亡へと近づく世界を見つめながら、特異体質を活かして人命救助を続けていた。だが、最大規模の危機に直面し、人々を救うため、最後の賭けに出ることを決意する。世界の終わりを巡り、いくつもの思いが交錯する。壮大で美しい幻想群像劇。

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京都生まれ。大東文化大学卒。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補に。続く『雷の季節の終わりに』と『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補と、新作を出すごとに注目を集める。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

97
登録本1600冊目は大好きな恒川さん。久しぶりに時間を忘れてひたすら没頭。こんなに面白くて失速しないかという心配は杞憂に終わり、新たなる異世界の壮大な物語で圧巻の読み応えだった。滅亡か存続か、救助か攻撃か、絶望か希望か。さまざまな選択肢にいろいろ考えさせられることも多かった。いやはやこんな凄いストーリーをどうやったら思いつくのだろう。初期作品が一番好みだけれど、スタープレイヤーも面白かったし、本書も素晴らしかった。やっぱり恒川ワールドへの旅は格別だ。2021/06/29

眠る山猫屋

93
一気読みだった・・・。ついてない男が迷い込んだリリカルで平和な世界。街の住民は親切だし、電車も走る。記憶だけが薄れていたが、ある日届いた手紙が不穏を招く。一方、現実世界では異次元の存在〈未知なるもの〉が地球を覆い、地表にはプーニーなる存在が増殖し、世界を侵食していた。滅びゆく世界に抗う者、世界を救おうとする者、世界を去ろうとする者。それぞれが魅力的に描かれていて惹きこまれた。『スタープレイヤー』寄りのSF&幻想譚、登場人物それぞれが生き生きと物語を駆け抜けていく。以下、ネタバレあり。2022/05/10

ゆいまある

73
【KU】SFファンタジー。疲れきったサラリーマン、鈴上誠一はある日ふと電車を途中で降りてしまう。気がつくと牧歌的な平和な町にいた。そこで鈴上は美味しい珈琲を飲み、幸せに暮らす。ああ、私も自分の人生を休んでこんな所で暮らしたい。ここまでは実に恒川さん的である。次に地球。謎の生物が異常発生し人類の多くが死に絶えるディストピア。地球の上に浮いている鈴上の住むフワフワ世界が謎生物に影響していると分かり、人類は決死で鈴上の世界に乗り込んでくる。ラスト、謎生物の養分はなんと鈴上の。うわーん。悲しいけど良かった。2024/11/03

rico

71
何、これ。「未知なるもの」とともに現れた「プーニー」。ふざけた名前とは裏腹に、人の心を繰り全てを飲み込み、破滅に追いやる。阿鼻叫喚の地上とおとぎ話のような異世界。混乱の中で危機に対抗するための策を着々と実行していく人類の強かさ。理想郷を守るために無敵となる男。2つの世界の関係性は序盤で明らかになるが、危機の本質は謎のまま。未知なるものとは?何故彼が?圧倒的なイメージと展開に引っ張られ、ほぼ一気読み。結末は苦い。卑小な個の想いと人類の生存を天秤にかければ、答は一択だろうけど。初読みの恒川さん、期待以上でした2025/04/14

annzuhime

64
突如上空に現れた未知なるもの。地上には白い物体「プーニー」。増殖するプーニーは生き物を支配しプーニー化させる。上空に漂う空間には1人の男が囚われていた。そこで見る世界と地球で繰り広げられる恐怖。恒川さんのファンタジーは怖くて怖くて、でも惹きつけられる。登場人物たちのそれぞれの選択がとても苦しい。誰が正しかったのかなんて決めるのも失礼だ。タイトルの「滅びの園」の意味は読者によって異なるのだろう。2021/09/21

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