出版社内容情報
時は昭和二十二年。医学生の山田誠也は、前年に探偵小説専門誌で入選し作家としての一歩を踏み出そうとしていた。近所の屋敷に奉公している女中お眠さんにまつわる怪異を目撃してからというもの、誠也は彼女に興味津々。彼がピンチになるといつも助けてくれるお眠さん。戦後を代表する探偵小説の裏には必ずお眠さんがいた……! 江戸川乱歩に師事する若き探偵作家たち高木彬光、島田一男、香山滋、大坪砂男らと切磋琢磨する日々。横溝正史との運命的な邂逅。さらには円谷英二と酒を酌み交わす。戦後のカルチャーを横断する、愛に溢れた戦後探偵小説家奇譚!
【目次】
謎の女中お眠さん
お眠さんと刺青の美女
お眠さんと怪しい薬
お眠さん対砂男
お眠さんと神秘の魔境
お眠さんとおぼろの夢



