出版社内容情報
大人気! 不愛想なハイスペック妖魔と下僕な浪人生の不思議な同居生活!
内容説明
浪人生の正路は、不思議な美青年・司野に命を救われた。「俺の餌となれば生かしてやる」との謎めいた契約を受け入れ、正路は彼と同居することに。実は司野は力のある妖魔で、今は人間として骨董店を営む。店の商品には付喪神が宿っており、相性のいい客には幸運をもたらすという。料理上手で不愛想な司野との生活に、心地よさを覚え始めた正路だが、店の取材をしたいとライターの女性が訪れて…。傑作ファンタジー第2弾!
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。法医学教室の監察医としての経験も生かし、「鬼籍通覧」シリーズ(講談社文庫)など監察医もののミステリも発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
40
付喪神はラッキーアイテムかぁ。相性があうとラッキーだけど、粗末にするとアンラッキー。ほんと神様なんですね。轢き逃げ犯にも仕返しができて、ちょっと前に進めるね。2024/03/11
らび
31
2人の同居生活もしっくり馴染んできました。なんだかんだ言いながらも司野さん悪い人ではないですね(妖魔だけど)辰冬さんとの関係が垣間見え正路にも良い影響がありそう。【気】を食す2人の会話がとても自然で決して面倒とは思ってなさそうな司野と赤子のように安らぐ正路。暫くこの奇妙な主従関係を楽しみたいと思います。2021/10/11
よっしー
29
今回はちらほらと司野の過去が登場。大きな力を持っていた頃は色々やらかしていたようですが、辰冬と出会って使い魔となってからは見事に振り回される日々でしたね。文句を言いつつも結局は主の願いを叶えている…そんな司野の姿が微笑ましかったです。だからこそ、壺に封印したのも理由があるように感じるのですが…今後明らかとなるのでしょうか。2023/05/02
ひぬ
25
妖魔・司野との同居を続ける浪人生・正路。ある女子高生が相性の良い付喪神を購入した事によって司野が営む骨董店の人気が上がり、記者の松岡さんが襲撃します。彼女はキャラとしては濃かったです。前巻の衝撃展開から少し落ち着いた感じで、日常ベースな感じでした。司野の過去の掘り下げ、そして正路と司野の少しずつ変わった関係性が良かったです。前巻で放っておかれた轢き逃げの犯人が制裁されたのはスカッとしました。2021/11/18
しましまこ
22
辰冬さんと若かりし?頃の司野のやり取りが楽しいぞ。2021/08/29