出版社内容情報
宮部みゆきの大人気怪奇小説が、皇なつきの手によって漫画化!背筋も凍る江戸の怪異譚と、美麗なビジュアルとの怖ろしくも艶やかなハーモニー。「梅の雨降る」「女の首」ほか、全五編を収録。
内容説明
江戸の長屋に住む少女“おえん”に料理屋での奉公話が舞い込んだ。話がまとまりかけていたところ、約束は突然反故にされる。醜女を嫌った料理屋が、代わりに器量のいい娘を雇い入れたのだ。嫉妬に駆られたおえんは凶運を転じる呪いを試すが、その日を境に恐怖の夜を迎えることになる。「梅の雨降る」ほか、背筋も凍る怪異譚全5編を収録。人気作家2人のコラボによって生まれた傑作江戸怪談の数々、待望の角川ホラー文庫化!
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。99年『理由』で直木賞を受賞。その他受賞歴多数
皇なつき[スメラギナツキ]
1990年デビューの漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高宮朱雀
18
久々に角川ホラー文庫でコミックの作品登場。 原作を読んだ記憶があるような、無いような曖昧な感じが残ったけど、画で見ると視覚的臨場感が強く伝わって来て、原作を再度読み直したくなった。 宮部さんらしい不思議と温かさに溢れた文体に、皇さんのイラストの妖艶さがマッチして、より作品の世界観が広がっている。2021/03/01
いく☺︎
16
原作、たぶん読んでないと思うんだよなー。軽いぞわぞわ感と宮部さんらしい世界観。ホラーは美しさと恐ろしさが同居してると思ってる。こういう系のお江戸もの、もっと読みたくなってきた…!(いま、全く逆方向な海外のぐちゃぐちゃしたやつ読んでるけどな)2021/03/05
にゃるび
14
原作は既読。漫画になると、別の違った魅力がある。特に灰神楽は、灰が立ち上る様が文章よりも臨場感があってよかった。かぼちゃの神様も可愛くて良き。2021/03/21
へへろ~本舗
3
「蜆塚」のラストのアレンジが良い。「女の首」原作もコミカライズも好き。2021/03/18
Ishiko
2
原作は随分前に既読。皇なつきさんの画で臨場感が増します。2023/06/07