出版社内容情報
さいうんこく;さいうんこくものがたり;由羅;カイリ;由羅カイリ;アンジェリーク;ネオアンジェリーク;後宮;宮廷神官;白川紺子;後宮の烏;烏;十二国記;弥生しろ;桑島法子;関智一;緑川光;檜山修之;森川智之;池田秀一;平原綾香;タイナカサチ;照屋実穂
内容説明
藍州から帰還した監察御史の紅秀麗に驚きの報せが届いた。突然、吏部侍郎の李絳攸が投獄されたというのだ。罪状は、侍郎として、尚書・紅黎深の職務怠慢を止められなかったというもの。さらに絳攸を投獄したのは、秀麗の天敵である御史・陸清雅だという。絳攸を救うために立ち上がった秀麗は、葵皇毅御史台長官に彼の弁護を願いでるのだが…。アナザーエピソード「お伽噺のはじまりは」を収録した超人気シリーズ、第13弾。
著者等紹介
雪乃紗衣[ユキノサイ]
茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mayu
67
絳攸を投獄、このままだと罷免という知らせを受けた秀麗、弁護に奔走する。王に近いとされる藍家が外され、次は紅家なのか。自分の正義を信じて、ひたすらに突っ走るだけだった秀麗も、周りを見て的確な判断ができるようになっていて成長を感じる。絳攸も紅家で愛されて育ってきたことがわかってよかった。王の上に立つ者だからこその分かち合えない孤独が辛い。誰かに認められるための選択ならまた別の誰かが反発する。自分で見つけた芯を揺らがす持ち続け決断していくこと。大事なことだけど難しい。2021/09/11
あっか
63
前回の楸瑛編から新版新刊は絳攸編。というか親離れ子離れ&絳攸のこと皆愛してる&貴族派が盤上のコマをひっくり返してくる編。表紙の黎深は退場。王の花は高官から失墜。未だハッキリとした姿を見せない貴族派がいよいよキナ臭い。秀麗&劉輝の仲間、貴族派、一枚岩じゃない縹家、碧家、彩八仙、風の狼…と色々な立場の人が色々な方向から色々なことをやるものだから大分こんがらがってきたー!黎深はなぜ半年前というこのタイミングでそんなこと始めたんだっけ…がずっと引っかかってます。皆の力が弱まる中、秀麗だけが着実に実力をつけていく!2021/08/23
えみちゃん
23
お気に入りの「彩雲国物語」シリーズも第13弾です。藍 州にて奔走して都に戻ってきた秀麗ちゃんを迎えたのは「吏部侍郎・絳攸」投獄という衝撃の知らせだった⁉その罪状は黎深さんの職務怠慢を止められなかったというもの・・。その絳攸さんを投獄したというのが秀麗ちゃんの天敵・清雅っということで絳攸さんを助けるべくその弁護を願い出るのでしたが・・。いままでの秀麗ちゃんだったらやみくもの駆け回って情報集めに奔走したハズですが、そこはあちこち渡り歩いてそれなりに学習したようで官吏として随分成長したと目を見張る思いでした。2021/08/11
tomtom
12
絳攸は過去のせいで愛をもらえていることを信じられないのはつらい。黎深の愛も伝わるといいなと思う。いつかもっと素直にお互い伝えられるといいな。早く秀麗の前にも姿を見せて欲しい。百合がカッコ良すぎた。2022/07/24
綾乃
11
新装版で再読。 彩七家の筆頭家で権力の引締めで狙われた紅藍両家。楸瑛に続き今回標的とされたのは絳攸と養い親の紅黎深。 尚書なのに職務怠慢の限りを尽くす黎深、拾われた恩また捨てられる(必要とされなくなる)のではと恐れ、黎深を止めらず投獄された絳攸を救うための弁護に奔走する秀麗だったが、親離れ子離れが大きな壁となる。 絳攸の過去も切ないが、親子の信頼関係、劉輝や楸瑛との絆など色々取り戻して欲しい。 黎深の奥方百合が登場、紅家当主の罷免、紅家Loveの紅姓官吏の動向など朝廷内でさらに大きな陰謀の渦が巻き始める。2021/11/19
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