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いとまの雪―新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041110188
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

赤穂の田舎侍が――。元禄十四年、赤穂藩主・浅野内匠頭は江戸城・松の廊下で吉良上野介に対し刃傷沙汰を起こし、即日切腹の裁定が下される。赤穂藩士は堀部安兵衛ら急進派が目論む吉良への仇討ちとお家再興の間で揺れ動く。双方の志と痛みを受け止めた家老・大石良雄は全てを擲つ覚悟で、訪れるであろう復讐の時を待っていた。そして明らかになる良雄の周到な計画と、時代を超えた復讐の狙い。良雄の計画を影で支える四十八番目の志士の正体とは? 日本史上最も有名な復讐劇を独自の視点で描き切った時代長篇、完結!

内容説明

赤穂の田舎侍が―。元禄十四年、赤穂藩主・浅野内匠頭は江戸城・松の廊下で吉良上野介に対し刀傷沙汰を起こし、即日切腹の裁定が下される。赤穂藩士は堀部安兵衛ら急進派が目論む吉良への仇討ちとお家再興の間で揺れ動く。双方の志と痛みを受け止めた家老・大石良雄は全てを擲つ覚悟で、訪れるであろう復讐の時を待っていた。そして明らかになる良雄の周到な計画と、時代を超えた復讐の狙い。良雄の計画を陰で支える四十八番目の志士の正体とは?日本史上最も有名な復讐劇を独自の視点で描き切った歴史長篇、完結!

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県防府市生まれ。立教大学卒業後、CMディレクター、コンサート演出などを経て81年「皐月」で作家デビュー。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、14年『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞している。16年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

198
上・下巻、550頁弱、完読しました。新説には、あまり新鮮味がありませんでしたが、大石内蔵助中心のハードボイルド忠臣蔵、読後感は清々しくあります。著者は意外と歴史小説もイケるかも知れません。 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900238/2021/01/13

とん大西

123
悲願達成…。世を、己れを捨て、堪え忍ぶ。ついには主君の仇を見事に討ち果たした大石内蔵助率いる赤穂浪士。映画や演劇を観るかのような臨場感と緊迫感に最後まで惹き付けられました。「昼行灯」の下の顔は時代に立ち向かう壮大な策士。大石内蔵助、天晴れです。2021/02/28

雪月花

46
下巻の始まりはやはり松の廊下刃傷事件から。そして討ち入りまでの大石良雄(内蔵助)の周到で綿密な計画、クライマックスの討ち入り。展開がわかっていても高揚感と感動は抑えられない。討ち入り後の浪士らの処遇の詮議まで描かれ、浪士らが切腹して果てた後、残された者たちが美談として伝えた話が近松門左衛門によって浄瑠璃となったところも興味深かった。浪士たちが散ったあと、天変地異とも言える地震が相次ぎ、花の元禄時代も終わりを告げる。「生きるは束の間、死ぬはしばしのいとま」という良雄の言葉が心に残った。2021/06/24

金吾

31
今まで読んだ忠臣蔵と大野九郎兵衛がいい感じです。実行部隊以外にもフォーカスしており良かったです。2024/08/03

テクパパザンビア

28
面白かった。赤穂浪士、忠臣蔵、松の廊下の刃傷劇、討ち入り…。映画もドラマも歌舞伎も小説にもなってる定番中の定番やけど面白かった。日本人だから。2021/04/09

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