出版社内容情報
トトの存在が、私の日々の、あるいは私のしあわせ感の、基点になったのだと思う。(あとがきより)
集合住宅から一軒家に引っ越しをした角田さん。
外猫とのはじめての遭遇と脱走事件、虫取り事件にハゲ事件。
アクシデントは絶えないが、猫との暮らしそのものには、パンデミックのなかでも変わらない単調さがある。
ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。
猫との静かな日常のくり返しがずっと続いていくことを、全世界の全ての猫の幸福を願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。
内容説明
世界中の全猫が、今日も明日も幸福でありますように。一軒家に引っ越しをした角田さん。外猫とのはじめての遭遇と脱走、虫とり事件にはげ事件。アクシデントは絶えないが、猫との暮らしには変わらない静けさがあって、それがたまらなく愛おしい―。トトが角田家にやってきて十三年。子どものころのまんまに見えるけれど、眠る時間は増えたし、あんまり遊ばなくなった。ごはんを用意したりおやつをあげたり、腹に乗せたり顔マッサージをしたり。そんな平穏な日常のくり返しがずっと続くことを願ってやまない、愛情あふれるエッセイ集。
目次
引っ越しと猫タワー事件
自信と誇りの虫事件
猫テレビとプレゼント事件
外猫一号と腰痛事件
外猫たちと台風事件
鉢合わせと最大事件(前編)
鉢合わせと最大事件(後編)
猫プライドと神隠し事件
猫ベッドと毛布事件
とらちゃんとはげ事件〔ほか〕
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』訳で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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