内容説明
日本列島を東西に分断する裂け目、フォッサ・マグナ。そこに眠る古代の化石群が1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変えた。向かう先は東京。人間には天災にしか見えない襲来に、妖怪たちだけが真相と行く末に気づいていた。このままでは世界が滅んでしまう。止められるのは、伝説の妖怪ハンター、渡辺綱の血を継ぐ小学生・渡辺兄―。突然“世界を救う勇者”に選ばれた少年と、彼を巻き込んだ妖怪たちの大冒険が今始まる!
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年東京都生まれ。作家、翻訳家、博物学者、幻想文学・神秘学研究家、タレント、稀覯本コレクター。武蔵野美術大学客員教授、京都国際マンガミュージアム館長。87年、初の小説『帝都物語』が日本SF大賞を受賞し、翌年映画化もされシリーズ累計500万部を超える大ベストセラーとなる。89年『世界大博物図鑑 第2巻 魚類』でサントリー学芸賞受賞。膨大な知識を駆使してジャンルを超えた文筆活動を展開しており、児童書から一般文芸まで多数の著書、共著、訳書を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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