出版社内容情報
夢野 久作[ユメノ キュウサク]
著・文・その他
内容説明
地方新聞社の記者である「私」はいつもスクープを探している。取材の道中、派手なパラソルを持った女が機関車に飛び込むところを目撃した。特ダネを求めるあまり、私は女を見殺しにしてしまう。吸い寄せられるかのように女の屍体を検めると、驚愕の事実が明らかとなった。記者を巻き込んだ2つの悲劇を描く表題作をはじめ、あなたの心を徐々に蝕む、身の毛もよだつ物語の数々。怪奇小説の帝王からの、恐怖の世界への招待状!
著者等紹介
夢野久作[ユメノキュウサク]
1889年福岡県に日本右翼の大物、杉山茂丸の長男として生まれる。幼名杉山直樹。夢野久作とは福岡の方言で「夢想家」の意。慶應義塾大学文学部中退。禅僧、農園主、能の教授、新聞記者と、種々の経歴をもち、1926年「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入る。36年春、47歳の生涯を終えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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