内容説明
魔法学園も夏休みを迎え、最愛の兄アレクセイと共に公爵領へ帰ることになった悪役令嬢エカテリーナ(元社畜アラサー)。兄の爵位継承祝いとエカテリーナのお披露目を兼ねた祝宴が催されるのだ。しかし公爵領にいまだはびこるのは―祖母の遺した闇と不正の数々。そして本邸には傲岸不遜な分家の面々と縦ロールの悪役令嬢(もどき)が待ち受けていて…!?ブラコンの名にかけて、お兄様をあなどる者は決して許しません!!
著者等紹介
浜千鳥[ハマチドリ]
『悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします』(角川ビーンズ文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぐっち
32
2人そろって故郷に凱旋。ブラコン&シスコン度が高まって、ますますいちゃいちゃな2人。表紙にある正装も美しい…。この兄妹は相手といっしょにいること以上特に求めてないので、安心していつまでも眺めてられますね。願わくば、誰かほかの人と恋に落ちたりしませんように。しかし、ヒロインの中身はアラサーかと思ってたら、その突っ込み、アラサー+15歳でしたね。うん、その年齢ならブラコンでぬくぬくしてたい気持ちもわかります。次は「大どんでん返~し!」も期待してます。2021/01/16
いぼいのしし
24
歯の浮く様なセリフもお兄様が言うと違和感無し。もはやこの兄妹に他人の入る余地無し。このままだとどっちも結婚できないのでは...。2021/03/12
瀧ながれ
21
2巻で完結したかと思ったので、3巻が出たのが嬉しいし、まだ続きそうな締め方が嬉しいし、なんならこの兄妹を見てるだけで嬉しい。2巻で印象的だったガラスペンが、またとても美しい描写とともに活かされて、新しい依頼の品もぜひ、完成の報告をしていただきたいと思います。さぞかし機能美に装飾に優れた物となることでしょう。今回はモフ成分が加わって、それもたいへん嬉しいです、しかも美しく忠実で強いモフ。馬の登場にも期待しますよう。領地にはびこる旧派閥を一掃してゆく兄妹が、凛々しくかっこよく痛快な巻でした。うっとり。2021/01/03
すがはら
20
やば過ぎるシスコン具合がクセになる。そりゃあ新婚夫婦にしか見えないでしょう。2人が結婚出来る隠し玉が無いのなら、公爵令嬢が実家に残って領地経営を助ける事にして公爵夫人にはフローラを迎えて下さいませ。ユールマグナの魔の手がいつ迫ってくるのかが恐ろしいところです。お祖父様の死にも関わってそうだし。強くてモフモフのレジナも加わってエカテリーナの守りが益々分厚くなりました。エカテリーナが再現させたガラスペンが気になったので通販で注文しちゃいました。届くの楽しみです。2022/11/20
リディア
14
楽しく読了。本当の悪役がちゃんと退治出来てスッキリ。偶然にこの前読んだ『紙屋ふじさき記念館』もガラスペンのお話だった。イラストもいつも綺麗で麗しい兄妹。2021/06/15