角川文庫<br> 作ってあげたい小江戸ごはん〈3〉ほくほく里芋ごはんと父の見合い

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角川文庫
作ってあげたい小江戸ごはん〈3〉ほくほく里芋ごはんと父の見合い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041108796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

川越の定食屋「たぬき食堂」は、ほっとする味と看板娘たまきの明るさでファンを増やしていた。夏も近いある日、青年店主・大地に見合い話が。しかし話をよく聞くと、父・昇吾の縁談だった。見合いは食堂で行い、料理も昇吾が作るという。母が他界して二十年。再婚する気はないと思っていたのに。戸惑う大地に、相手の女性の孫娘・遥香が縁談の意外な目的を明かして―。見合いに隠れた「親心」、その思いを込めた父の料理とは?

著者等紹介

高橋由太[タカハシユタ]
1972年、千葉県生まれ。2010年『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』でデビュー、一躍人気に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おくちゃん🌸柳緑花紅

74
シリーズ②を飛ばしての③それでも充分涎も出て涙もホロリ。小江戸川越のシンボル時の鐘、その隣にある福呂屋の🍧笛木醤油の生醤油をベースにしたシロップ興味津々!それよりも、大地の父親が見合い?しかし何やら裏がありそうだ。それは最終話に明かされる。お豆腐屋の拓磨さんと亜矢子さんの不器用な恋♡3話は、人情味溢れて私も涙が溢れた。商店街の仲間の和(輪)。両親の結婚記念日に料理を作りたい小学4年生の樹クン。たっぷり茄子の照り焼き丼目玉焼き載せ。5話、見合いの真相。悲しくても、幸せでも生きていく別れと出会いを繰り返し2023/12/06

ぶんこ

55
ほんわかな気持ちにさせてくれるシリーズなのですが、今回は切なくなる話が多かったです。子どものいない高齢のご夫婦の惣菜屋の件はうまく解決できましたが、小学生の樹君の今後が心配。そして遙香さんと加代さんのことも心配なまま終わってしまいました。子ども食堂のことも中途半端。消化不良。早く続きが読みたいです。今回もお醤油のかき氷や、さつまいもの肉じゃが、高野豆腐のトーストなど変わった一品が紹介されていて食べたくなりました。2022/02/26

Mie Tange

35
「たぬき食堂」第三弾。 新しいキャラも続々と登場し、 賑やかになってまいりました。 それにしても…これだけ長いコト一緒にいて どうして大地は たまきの正体に勘づかないんだろう??笑2022/10/18

煮豆

32
シリーズ第3弾。少し間をあけて読むとたまきにちょっとだけ戸惑うが、すぐにあぁそうだった!たまきはこんな子だったと思い出す。1話で大地の父親がお見合いすると言い出して…この結末が5話で明かされることに…。今回は美味しそう!食べたい!!っていうより商店街の人たちの関係を知れる一冊に。こういうのもいいなあ。2022/02/12

しぇん

31
今巻は切なくなる話多めでした。重い展開になると、たまきちゃんの無敵な天然ぷりが救いになりますね。…定食屋さんという普通の料理を出す中で、普通に美味しさを工夫していく描写は変わらず秀逸でした。川越にもコロナがおさまったら又行きたいなとも思わせてくれる作品でした2021/01/25

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