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出版社内容情報
成長戦略とは雇用戦略である――。人が成長してこそ初めて社会が発展する。そして、社会の発展なくしては、経済成長は決して持続しない。これまでの常識に囚われず、しかし、当たり前のことを先入観抜きに考える。
内容説明
雇用こそ戦略であり、経済成長のための唯一の戦略―日本の未来はこのやり方にある。
目次
はじめに 成長戦略としての雇用戦略
第1章 経済成長の本質―真の成長は「人」からしか生まれない
第2章 人はどのように成長するか―ビジネススクールのひみつ
第3章 新しいしなやかな働き方―キャバクラと吉野家のひみつ
第4章 雇用の本質―百貨店、スタバが生み出す「場」
第5章 教育の本質―シュウカツの終焉、学歴社会の復活
第6章 雇用成長戦略―人、場、知
著者等紹介
小幡績[オバタセキ]
1967年生まれ。92年東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)に入省。99年退職。2000年IMFサマーインターン。01年~03年一橋大学経済研究所専任講師。01年ハーバード大学経済学博士(ph.D.)。03年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員。行動派経済学者として知られ、テレビ、雑誌などのメディア、自身のブログでも積極的に発言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
91
労働基準法の価値観とは180度違う内容。「お上が守らなければならない弱い労働者」ではなく、「強くたくましい生き残れる労働者」のつくり方について述べられている。こんなことを書くから厚生労働省所管のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用委員を辞めさせられるんじゃないですか?とつい勘ぐってしまうw2014/10/22
壱萬弐仟縁
9
「知識は資本に体化されている」とは、資本に知識が含まれているという考え方(26頁)。文化資本論に近いものがある。「知識は労働に体化されている」という捉え方も(同頁)。労働者が発達することである。人的資源が向上すること。仕事を二つ持つことをご提案される(84頁)。それは私も学習支援業+読書会主宰ということでやりたいのだが。確かにシナジーはある。私は対象を前者と後者では18歳で仕分けしているだけ。186頁には大学受験のために良問に取り組むのは意義あること、と指摘される。それはいいが、失敗した人は浪人でいいか?2013/11/01
nizimasu
4
雇用戦略の国家的な取り組みやいわゆる学校の役割に期待する部分は、まあ理想論的でありまして「ガンバレ」と言うほかないのですが、やはりこの本でも複業の時代になりつつあるというのを肌で感じる。そこで著者は「キャバクラで働け」という極論になるわけですが、それはそれで説得力あり。つまりキャリアマネジメントは自分で切り開けという時代の到来なのだろう2013/11/04
Seg
0
道端で拾ったので読了、まあ飽くまで理想。この突拍子もない理想は元来の理想から掛け離れている。しかしその突拍子の無い理想よりも元来の理想の方が現実的で無くなっている事実をこの本は体現してるのかも知れない2017/01/17
ozapin
0
みんなキャバクラ嬢のように副業思想を持とうというのは賛成!就活は実感ないのでわからないけど。2014/07/27