出版社内容情報
1982年、秋田生まれの「夢を追う男」・阿部雅龍。初の海外旅行は南米大陸単独自転車縦断。同郷の探検家・白瀬矗中尉の足跡を辿り、単独徒歩で南極点を目指す。凡人だからできることがある。一人の青年の生き方。
内容説明
秋田生まれ、探険家・白瀬矗中尉の軌跡を辿り、単独徒歩で南極点へ。
目次
01 僕が「夢を追う男」になった日―初めての海外旅行は南米大陸自転車縦断行
02 現実と冒険の狭間で―日本、カナダ、ウガンダの日々
03 「1番」になれなかったということ―ふたつのロングトレイル単独踏破
04 生と死の境界―生きて「川」から還る
05 極地へ―次世代へと夢をつないでいくために
著者等紹介
阿部雅龍[アベマサタツ]
1982年、秋田県生まれ。北極南極単独徒歩横断した大場満郎主宰の冒険学校でスタッフとして働く。2005年、秋田大学在学中に南米大陸単独自転車縦断。10年Continental Divide Trail単独踏破、11年Great Divide Trail単独踏破、12年乾季のアマゾン川の2000km単独筏下りを達成。現在、東京・浅草にて人力車を引きながら、冒険の準備を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takako Sekimura
2
我が秋田県出身の「夢を追う男」阿部雅龍さんの著書です。まだ30代の阿部さんは大学在学中から様々な冒険に挑戦。南極探検家として知られる白瀬矗(しらせのぶ。秋田県出身。)の足跡を追い、将来南極点単独踏破を目指して活動しています。「冒険」というドキドキワクワク感のある言葉と実際に冒険に出発することは全然違うのだということが分かります。数年前に阿部さんの講演会を聞き、阿部さんを応援する1人として、皆さんにもオススメしたい一冊です。2017/05/24
dama
0
本人に直接会って、本人から直接購入しました(笑)自分のできることから彼を応援したい。心からそう思える人でした。ちなみに、本にはサインももらって、ついでに子供の名前も書いてもらいました(汗)2016/12/20
hinata*
0
自分がオトコだったら、こういう選択もしてたかも。「前進する気持ち」、持たなきゃダメだね。2013/12/28
まぁ
0
いつからだろう、現実を直視するなどと言って夢を追わなくなったのは。自分は4年間で大学を卒業し、そのまま東京の会社に就職して十数年。だが、やりたいことをやると言って転職したのは自分の中では小さな冒険だったかもしれない。転職そのものがいいか悪いかという考えはあるかもしれないが、少なくとも自分の気持ちに対して一歩は踏み出せたと思っている。本書は単なる冒険記ではなく、自己啓発的な要素が多分に盛り込まれている。著者をなにで知ったかは忘れてしまったが、同い年の青年に学ぶことは多い。ぜひ多くの人に知ってもらいたい1冊。2021/01/02