出版社内容情報
夏生、美春、英秋の三兄妹は、父の訃報を受け、久々に実家に帰る。三人に残されたのは1200万円の遺産だった。それぞれに事情を抱え、すぐに金を必要としていた3人は、遺産を独り占めしようと企むが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナティ
41
うわ〜うわ〜!とにかく面白かった!タイムリミットは13時間!ワケあり三兄妹が遺言の入った金庫を求めてあっちにそっちにと振り回されるのだけど、後半以降は特に止まらなくて夢中で読んでたら地下鉄の降車駅を通過していたぐらい(笑)。前作の「ホテルブラジル」も読んでみたいです。2013/12/13
みかん🍊
26
勘当されていた3人の兄弟のもとに父親が亡くなったと言う連絡、お金に困っていた3人はあわよくばとお葬式に駆けつける。そこで弁護士がら告げられたのは・・遺産を巡って13時間目まぐるしく振り回される兄弟達。碌でもない兄弟がと思ったら、とても魅力的なキャラクターで3人の兄弟愛?にもほろっとさせられました。ドタバタですが楽しいエンタメ作品です。結局父親は何がしたかったのか。初読みの作家さんでしたが、他の作品も読みたいと思いました。2013/12/20
そのぼん
26
突然、父親の訃報を知らされた三人の兄妹がメインとお話でした。遺産を巡ってのお話だったのでドロドロした感じかと思いましたが、意外と重くはなりませんでした。途中からイマイチストーリーに入り込めなかったので、さらっと流し読みでした。2013/11/10
りちゃ
13
10年ぶりに顔を合わせる三兄妹。父の遺言の入った金庫を追い求め、次々に湧き起こるトラブル。お金が絡むとろくなことがない。血は水よりも濃い…?いやいや、血縁以上のものもある。この終わり方好きだ。気持ちよく読了。2017/10/13
やっぱ本好きだわ
10
誰が借りてきてきたのかリビングに置いてあった。さして期待せずに手に取った結果・・いやー面白かった!こういうドタバタして最後にほわっとするの安易と言われようが大好きだわ。 『大型犬ならもうすぐ死ぬぞ』って好きだわー。 著者の他の作品も読んでみるかな。2022/07/18
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