出版社内容情報
忌み子と呼ばれる少年リクは、孤独な少女アイと出会い温もりを知る。だが、それをも奪われそうなとき、何でも願いを叶えるという欠落神様・マキちゃんが現れ!? KEMUVOXX関連楽曲の謎を握る問題作登場!
内容説明
名もない時代の集落で「忌み子」と呼ばれる少年リク。何一つ持たない少年は、同じようにいたぶられる孤独な少女アイと出会い、初めての温もりを知る。だが、それを無残に奪われたとき、欠落神様マキちゃんが現れ、リクの願いを叶えるというが―。KEMU VOXX楽曲シリーズの過去を紐解く、最大の禁忌!
著者等紹介
西本紘奈[ニシモトヒロナ]
角川ビーンズ小説大賞を受賞してデビュー。別名儀で乙女ゲームの脚本等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
จีนรัก
24
凄く納得した。さすが最後の作品はシリーズ本を参考にして描いてるから因果関係がしっかりしている。まさかこういう形で終わるとは思いもよらなかったです。マキちゃんの正体が分かったよ!気になる人はぜひ手にとって読んでみてくださいね!「地球最後の告白を」が一番気になる曲。さて、kemuさんは小説化してくれるかな?期待ですw2014/04/26
天猫ゆみ@VOISING推し@無浮上
13
楽曲が好きだったので読んでみた。kemuさんのシリーズの小説も読んでみたいと思った!ラストで泣きそうになった。アイもハカセの子孫だったのかな?2023/11/04
鑑真@本の虫
11
ボーカロイド楽曲『六兆年と一夜物語』ノベライズ。 どうやらKEMU VOXXシリーズの最終巻らしい。 一応最終巻ということから、他作品との因果関係はしっかりしている。 物語内で描かれる「マキちゃん」の謎も、予想していた通りであり、納得できる。 まさか、マキちゃんが願いを叶える対象に決まりがあったとは思わなかったが、なかなか面白い趣向だと思う。 ただ、文章は基本的に歌詞をそのまま引いてきた印象で、ちょっと文学作品として物足りない。 ☆をつけるなら、二つ。2014/05/10
グーミリア
10
六兆年は、曲も大好きだったのですが、これを読んでさらに好きになりました。kemuさんの他の小説とも繋がりがあり、とてもよい本でした。アイとリクの二人の会話がすごく"いい"です。どんどん話に引かれていきました。2014/12/19
はむちゃん
9
学校で友達にかしてもらったので読んでみました。この本は何かの曲?を物語にしたらしいですがどんな曲でしょうか…忌み子として生きてきたのリクくんがかわいそうでした。でもアイちゃんがでてきて、2人が助け合って生きていくところには感動。こういう感動はあんまり感じたことないなとか思いました。マキちゃんがなんだかよくわからないです。最後、2人が撃たれたのが悲しかったです。(でもすらっと読めた)2016/02/17