悪いものが、来ませんように

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041105245
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

子供にめぐまれず悶々とした日々を送る紗英、子育て中の奈津子。誰よりも気の合う二人を襲った事件とは??。『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞、気鋭の第2作!

内容説明

かわいそうな子。この子は、母親を選べない―。ボランティア仲間の輪に入れない、子育て中の奈津子。たとえば、いますぐわたしに子どもができれば―。助産院の事務をしながら、不妊と夫の不実に悩む紗英。二人の異常なまでの密着が、運命を歪に変えてゆく。そして、紗英の夫が殺されて見つかった。女2人の、異常なまでの密着、歪な運命。気鋭の新人が放つ心理サスペンス!

著者等紹介

芦沢央[アシザワヨウ]
1984年2月13日生まれ。2006年千葉大学文学部卒業。出版社勤務を経て、12年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

268
前作「罪の余白」に刺激されて。それにしても、違和感というか理解し難いまま後半部分まで。自身の読み方が、感覚的であり状況を頭に描いての理解であり、どうにも不自然との想いが強いままに。幼馴染の女友達との関係、母と娘の関係、母と孫の関係、どうとっても理解の範疇外。集団の中でさらに小さなグループを作ろうとする習性、女は幾つになっても変わらない。互いの内の想いを強制とまではせずに指針とする様な生き方、育て方、因果応報との捉え方も。いろんな意味で女性特有の問題を、ダメ男を対比させて浮き彫りにする、何だか寂しくもあり。2016/04/23

takaC

207
まんまと騙されました。完敗です。乾杯。2018/02/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

205
他の人の感想にもあるように読んでいる途中で???となる。見事に騙されたようだ・・・。2016/07/05

のり

188
芦沢央、今回も見事にやられました。途中違和感はありましたが、まさかの展開。紗英と奈津子。この二人の関係が…仲が良いのに越した事はないが、お互いに依存し過ぎ。紗英が不妊に悩んでいる事を知っているはずの旦那の一言。それはマズイ。自滅に近い。嫁の家庭事情に口出す前に、結婚式前夜に、自分の親戚一同に付き合わせようとする慣習も如何なものかと常識を疑いたくなる。歯車が狂うと大変なことに…悲し過ぎる現実。2018/05/24

nobby

140
なるほど、これはレビュー難しい!何かあるのは知って楽しみに読んだが、後半に入っての違和感からそこには気付いていた。ただ様々な事実が明らかになってから、バラまかれていた伏線が繋がりまくるのが心地よかった。女性目線から不妊・子育てなどを繊細に描いていくのは男が読むにはちょっと重く、個人的には真梨作品位ぶっ飛んだ方が好み(笑)それでも少々強引ながら涙誘うラストは嫌いではない。2016/07/09

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