Another エピソードS

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041104989
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「聞かせてあげようか、あなたの知らなかった、この夏のお話」少女は語り始めた。一人で過ごした海辺の町、そこで出会った幽霊との、不思議な探索行??。名作ホラー、誰もが待ち望んだ続編がついに登場!!

内容説明

1998年、夏休み―両親とともに海辺の別荘へやってきた見崎鳴、15歳。そこで出会ったのは、かつて鳴と同じ夜見山北中学の三年三組で不可思議な「現象」を経験した青年・賢木晃也の幽霊、だった。謎めいた古い屋敷を舞台に―死の前後の記憶を失い、消えたみずからの死体を探しつづけている幽霊と鳴の、奇妙な秘密の冒険が始まるのだが…。

著者等紹介

綾辻行人[アヤツジユキト]
京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。1987年、在学中に『十角館の殺人』で衝撃的デビューを飾り、いわゆる新本格ムーブメントの契機となる。1992年『時計館の殺人』により第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミロリ

269
Another続編。もう一人の『サカキ』のお話。本編よりライトで恐怖感もなくサラッと読める。そしてバッチリ騙された。久々の鳴ちゃんにはキュンキュン。察してからの話を合わす、空気を読んであげるところが可愛い。Another本編は好きだけど、再びあの奇妙な世界に放り出されるのかと思ってなんとなく避けていたことに読後反省。2014/10/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

250
Anotherの衝撃に比べるとやや見劣りするが十分楽しめた。本編の方で続編はできないのかな?2013/11/22

風眠

237
「子供。大人。死。幽霊。悲しみ。そして・・・つながる、かな」物語の中で見崎鳴が言った言葉。単純な言葉の羅列だけれど、「記憶喪失の幽霊」の種明かし後に読み返すと、物語を的確に集約しているなと感嘆のため息がもれる。人間は脳だけで感じているのではない。そこに心が入り込むから複雑なのだ。それは苦しい事なのかもしれない。それでもやはり、心があってよかったと私は思う。心で感じ、心で考え、心で防衛し、心で受け止める。心は時にブラックホール、幽霊にだってなれる。けれど心は、自分を映す鏡で自分を守る盾。大切な自分だけの箱。2017/05/03

とら

194
アナザーの番外編のような続編のような。小一時間でさらっと読めた。さらっと読んだ割には、何だかんだでトリックに騙された。でも正直薄っぺらい笑 様々なメディアミックスのイメージが強く、まあでもそこは綾辻さんなので揺るがないものはあるけれど、文章稼いでる感は否めない。空白も改行も多いし、国語の模範回答がなんたらって言ってた割にはきちんと模範解答やったし…あとがきでも言ってたけど、もう作品としては完成されていて、だからこの作品は蛇足的な部分はあるんだと思う。まあでも、おそらく次も読みます!良い作品を待ってます。2013/11/23

nobby

186
これは作風かなり違うものの、サカキとメイの語りから描かれる本作はスピンオフより続編と感じる。怒濤の殺戮再びではなくて、その災厄を抱えた〈もう一人のサカキ〉に幽霊の存在を問うミステリ。死んで〈いないもの〉になったはずが中途半端な往生に戸惑う違和感…その真実には辿り着きやすいと感じるが、後から気付かされる伏線やら整合性はサスガ!少しやり過ぎとか偶然を謳いすぎは否めないけど(笑)それでも本編あってこその深き味わい…「きみは誰?誰だったのか」残されたメッセージに感じる絶望や空虚から及ぼされた事態は何ともせつない…2020/10/30

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