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週末カミング

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041103388
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

週末に逢いたいひとがいる。ほっこりハッピーストーリーズ。

ひょんな事故から乗り合わせることになったドライブ――日常からふっと「週末」ぐらいの距離感で抜け出したその先にあるもの――。日々が愛おしく、生きることが嬉しくなる。暖かな幸せに彩られた短篇集。

内容説明

いつもより、少しだけ特別な日。週末に出逢った人たち。思いがけずたどりついた場所。あなたの世界が愛おしく輝く、8つの物語。第143回芥川賞候補作「ハルツームにわたしはいない」収録。

著者等紹介

柴崎友香[シバサキトモカ]
1973年大阪生まれ。2000年に『きょうのできごと』でデビュー。同作は2004年に映画化された。2007年『その街の今は』で第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞、第23回織田作之助賞、第24回咲くやこの花賞を受賞。2010年『寝ても覚めても』で第32回野間文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

73
力が抜けるような…ゆるい世界が広がっている。でも、その中で生きている人たちは手と足を懸命に動かしている…はず。日常のさりげない話。日常なんてそうそう面白いことや完結することばかりではない…それなのにこうしてその瞬間の思いを綴れてる作家さんとして、もっと読んでみたくなった。人との関わりがあまり上手ではない、自分の世界を持っている登場人物たち。明日は笑っているといいなぁ…なんて思ってしまった。なんか身近な世界に感じるんだよね。不思議と…。2014/08/17

nyanco

65
柴崎さんの文章がとても心地よい。何処かの、いつかの週末、私とは違う誰かの…自分とは違う暮らしをする誰か、でも何処か共感できるものがあったり、その何気ない言動の中に心に響くものがある。読み終えて暫く経つと、忘れてしまいそうな話なのですが、でもとても心地よい読書タイムでした。ただ、いつも感じるのだけど、柴崎さんの短編って、その後がとても気になるのよね。え、ここで終わっちゃうの…という感じ。そう感じるのは私だけなのかなぁ、もうちょっとその後が読みたい。週末の午後、たる~~んと過ごす読書タイムにオススメです。2013/01/11

風眠

56
「あぁ・・・そんな日もあったなぁ」なんて、振り返ってじんわりするみたいな短編集。いつかの週末、いつかのあなた、そしてどこかの私、あの頃の私。過去の日記とかに書かれてそうな、日常の何気ない物語。普段はすっかり忘れているけれど、あるきっかけでふと思い出す、そんな淡い話。ある女子高生の受験の一日を描いた『なみゅぎまの日』、いい人に見えた知り合い家族の暴走を描いた『海沿いの道』の2編が好き。2013/02/01

taiko

53
週末がテーマの短編集。それぞれの週末が、たんたんと書かれています。そして、突然終わる。こういう雰囲気大好きです。あまりにもサラリとしすぎていて、思い出そうとしても思い出せない。これってダメなヤツじゃん、という気もしますが、もう1度、パラパラと読み直そうと思います。(汗)後半の3編が好きでした。ところどころにクスッと笑えるポイントがあったり、いいなと思うフレーズがあったり、好き嫌いが分かれるようですが、私は好みでした。敢えてではないつながりをひとつ見つけました。他にもあるのかな~2016/06/23

巨峰

53
週末の出来事を描いた短編8編。普通なのに普通じゃないそんな週末。著者も後書きで書いているけど連作じゃないのにどこかで繋がっている感じがした。この空の下の3次元空間だから、それでいいのか。んまあ、この小説の主人公の女の子たちは、無理。友達の友達の友達、知らない人たちとどんどん繋がってコミニュケーションしていく。きっと、おいらは彼女らの視野にははいらへん。しかし世間一般とは、そんなものやろうかねえ。自分構えすぎ意識しすぎなのかもなあ。前半の方が面白かった。2013/10/06

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