出版社内容情報
『プリズン・トリック』の著者が描く、密室ミステリ!
長野県議会中、議員が何者かに殺害された。残された紙片には「善光寺を開帳せよ」というメッセージが。犯人の目的は一体何なのか。捜査に乗り出した城取刑事は、かつて自分が担当した冤罪疑惑事件とのつながりを疑う
内容説明
長野県議会中、議員が何者かに殺害された。議場は扉が閉まったままで誰も逃げた形跡がない。残された紙片には「善光寺を開帳せよ」という謎のメッセージ。善光寺の本尊は、数百年の間、誰の目にも触れたことがなく、住職でさえも見たことがないという。犯人の目的は一体何なのか。県警捜査一課・城取は、かつて自分が担当した事件の犯人も善光寺を語っていたことを思い出し、その関連性を疑うが…。やがて明らかになる19年前の冤罪疑惑事件とのつながり。哀しみを背負った刑事の執念が、顔の見えない犯人を追い詰めていく。話題作『プリズン・トリック』の乱歩賞作家が贈る、渾身の社会派密室ミステリ。
著者等紹介
遠藤武文[エンドウタケフミ]
1966年、長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2009年、『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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