出版社内容情報
実話怪談集の新スタンダード第5弾。今回は米国のホテルで起きた怪異も収録
大好評実話怪談集『九十九怪談』の第5弾。今回はアメリカに留学した日本人学生が現地のホテルで体験した恐怖の夜を紹介!
内容説明
女が徘徊する地下のスタジオ、次々観客が死亡する映画館、電気の消えないレントゲン室。怪談集新シリーズ第5弾。
目次
お迎え
写真部
三代目
タクシーハット
花火
会釈
ゴースト
改築
午前四時五十分
サイドミラー〔ほか〕
著者等紹介
木原浩勝[キハラヒロカツ]
怪異蒐集家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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瑪瑙(サードニックス)
40
一番印象に残ったのは『息子』人を中傷し続けるなんてそりゃあ、ご住職が仰るように業が深いと言わざるを得ない。たくさんの人を泣かせてきたのだから。『轢き逃げ』も因果応報という感じを受けた。人にした事は自分に返ってくる。だからやっぱり人に対しては良い行いをしたいと思う。『心中』は怪談というよりもその人の遺書のお蔭で助かったという、なんともいえないお話。切ない。2019/11/27
しおつう
17
このシリーズも第5夜を迎え、体裁には慣れてきた。所謂特に大したことはない話しが多い。故に真実味を帯びている。落ちも無ければ結末もわからない。そんな話し程信憑性が湧くものだ。ただ、この手の怪談集は、その話が本当なのか嘘なのか、現実なのか錯覚なのかはあまり重要ではない。その場その場で怪談という文化を堪能出来ればこれに勝るものはない。2022/05/28
澤水月
7
前半海外を舞台にした話が多いのが珍しく感じた。観客が次々突然死する映画館はいやだなぁ… 著者の「弟子」の話がこちらにもあったが…思わず添削したくなったり2012/07/07
lopmomo
5
怖くはない。不思議な話という印象。2日ほどで読めた。怖い話として読むと全然怖くないが、もし自分が同じような体験をしたらすっごい怖いだろうなぁと想像した。 結局、聞いてる側も身の毛もよだつというような怖い話ってエンターテインメントであるのだなぁというのがわかった。2012/09/08
ラルル
5
いつの間にやらもう5巻目なんですね。でも相変わらず新耳袋よりもクオリティが低くて残念です。読んでいて退屈はしませんが面白みも薄いので、惰性で読み終える感じです。6に期待。2012/07/17
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