コブラ〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041102015
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

元CIA工作員の麻薬組織殲滅作戦! フォーサイス待望の最新刊。

麻薬はもはやテロと同じ国家的脅威と認めた米大統領の秘密指令で、かつての敵、アヴェンジャーことキャル・デクスターも仲間に加えたプロジェクト・コブラ。着実にカルテルを追いつめてゆく。作戦の行方は?

内容説明

新たなテロと認定されたコカイン汚染。コロンビアの巨大コカイン・カルテル“兄弟団”殲滅の米大統領指令を受け、「プロジェクト・コブラ」が動き出した。指揮を執るのは「コブラ」ことポール・デヴロー、メンバーにはかつての敵、「復讐者」ことキャル・デクスターも加わっていた。情報と権限を集中させ、張りめぐらされた諜報網を利用して、鉄壁の組織を誇る“兄弟団”の弱点を一つずつ突き崩していくデヴローたち。手段も選ばず、組織幹部の娘を人質に揺さぶりをかけ、着実に追いつめていく―。

著者等紹介

フォーサイス,フレデリック[フォーサイス,フレデリック][Forsyth,Frederick]
1938年、英国ケント州生まれ。空軍のパイロットなどを経て、ロイター通信、BBC放送の記者として活躍。特派員として最前線の報道をするも、報道規制の壁に突き当たり、フリーランスとなる。1971年、経験を活かしド・ゴール仏大統領暗殺未遂事件をテーマに執筆した長編『ジャッカルの日』で小説家デビュー、同書は世界的ベストセラーとなる。以来、綿密な取材力とストーリーテリングの天賦の才で世界を沸かせ続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

56
雄叫びを感じるかのように盛り上がって行った捜査網の手綱締め、下巻は「よく言えば」筆者の狂烈な才能が一気に駆け抜けたかのよう、あっさり、砂塵の如きスペクタクル。「悪く言えば」ハリウッド映画的、軍事ミステリーサスペンス。兄弟団の幹部の溺愛娘の誘拐、一味と交渉、ヘリでベランダから飛び去るなど奴らのこまを一つ一つ潰していった先は一般人やボスの惨い死。まぁ、メキシコ北部じゃ処刑・拷問で何千人も死体が放置され、一般人も巻き添えとあるが。ついに中止される作戦の果てはやはり血で血を贖うものだった。何となく空中分解の想い。2022/07/19

バ度ホワイト

18
コロンビア麻薬カルテル壊滅作戦。非常無常の攻撃開始。大西洋側で起こるスパイ戦である。主役はコカインだ。それに翻弄される人々の愚かな戦い。大活躍するヒーローがいない、ただ傍観してるだけのような突き放した感じで進む物語。2019/11/20

tama

18
図書館本 いかにも「US男子だぜぃ」的男のお話。そういうやり方があるのならお話の中だけじゃなく実際にやれば?とも思いますがそうはいかんのでしょうなぁ。ラスト近く、内紛が世界中に広がり、慌てた政府が・・・という持って行き方はややしょっぱい。ラストの殺し屋はきっと「灰色の男」だったのではないだろうか。単純に面白かったが、こうしてみると黒沢作品「用心棒」はすごい作品だったんだなと思う。2014/07/22

サトシ@朝練ファイト

18
作品の出来はともかくとして、次作を期待したいですね。2013/01/26

カワセミ440

14
米国や英国を始めとする欧州のコカイン禍ってこんなに根深かったんだ。ブラックマーケットの需要って・。コロンビアのコカインカルテルってハリウッドの映画からの知識しかないから、コロンビアから見たそれってホントのところはどうなんだろう?米国って自分だけが絶対的に正しい、っていうその姿勢っていうか立ち位置っていうか、思い込みが好きになれない。コブラのモデルになった実在の人物っているんだろうか?デクスターも?デルロー、コブラの行動がちょっとよく解らないかな?マフィアのドンに会いに行かなきゃ殺される事もなかったろうに!2014/10/10

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