鼠、剣を磨く

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041101445
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人情あつく気っ風のよい江戸っ子〈鼠〉の人情時代劇!

今や大江戸中にその名を知られた〈鼠小僧〉。でも昼の顔は、〈甘酒屋の次郎吉〉と呼ばれる遊び人で――!?今宵も江戸の町を、事件を求めて、〈鼠〉が駆け巡る!!シリーズ第五作。

内容説明

一晩で人っ子ひとりいなくなった大名屋敷。もしや天狗にさらわれた―!?物見高い江戸っ子たちの間で「鼠」の噂は一瀉千里。世にもふしぎな事件の真相は―ひたすらに子を思う親の真心、帰ってこない夫を待つ妻の純情…誠を守り抜こうと葛藤する心善き人びとを描く。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。06年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

36
甘酒屋の次郎吉と妹の小袖、どちらも強い。 江戸時代の浪人や町人の暮しを浮き彫りにする事件。 柔らかい解決方法で難局を切り抜ける。 大水の話題はどきっとする。2013/04/22

二分五厘

15
甘酒屋さん第五弾。あいかわらず"鼠"の人気は高いですね。庶民だけじゃなく、忍びこんだ大名屋敷までとは。お土産持たせてもらっただけじゃなくて、サインまでねだられてる(笑)。亭主が行方知れずとなって三年、再嫁して大店の若おかみになったお牧にふりかかる天狗の難『鼠、天狗と坊主と因縁を結ぶ』大水で大騒ぎの次郎吉長屋と診療所、そして千草と次郎吉の進展具合に(*´艸`)『鼠、大水に走る』がいい。2018/01/21

ヒコーキ雲

15
2012年3月上梓。鼠小僧次郎吉と小太刀を使う妹小袖の活躍を描く痛快!娯楽!人情!時代小説、短編集です。シリーズ第5弾との事。予想した通り、蘭方医千草とその下で働く次郎吉が女郎屋から身請けした少女お国がレギュラーで加わり、千草と次郎吉の恋も描かれています。短編なので区切り易く、サッと読めて、通勤、旅行のお供にいいと思います。2014/01/20

チオリンゴーゴー

12
今日の行き帰りの電車だけで読破。いやー、また小判を取らず人助けにせっせと励む鼠さん。もうタイトルも鼠ではなく、遊び人甘酒屋、人助けをする でええんじゃないか。笑。千草先生とは、少しずつ距離が縮んできてますがこれ以上は、千草先生が事件に巻き込まれるかもしれないからいかんぜよ。天狗と坊主の短編と剣を磨くがお気に入りです。2014/05/16

イケダ5→1

9
5冊目になって話の内容に深みが出てきたと思うのは自分の気のせいか。大水の話は東北関東大震災を思い出されて手に汗握ってしまったのは私だけだろうか。助かってよかった。2014/08/02

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