水木しげるの古代出雲

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041101421
  • NDC分類 164.1
  • Cコード C0979

出版社内容情報

ついに語られる水木版古代出雲の世界

幼い頃、島根半島の裏によく出かけていた水木少年は、自分や先祖がかつて出雲に住んでいたことがあるのではとの思いにつきあたり、大きな衝撃を受けた。以来80年以上、天才がついに出雲古代史の謎を解き明かす!!

内容説明

幼いころ水木少年は島根半島の裏、すなわち日本海側によく出かけていた。そこのうす暗い道に出ると、たとえはじめて来た道であってもいつか通った気がしてならなかった。長じてからはそれだけではなく、出雲族の青年と思われる霊が、たびたび夢で彼らのことを描くよう訴えかけてきたのだ…以来、長い時を経てついに描かれる水木版・古代出雲史。

目次

第1章 天地創世
第2章 アマテラスとスサノオ
第3章 出雲神話
第4章 オオクニヌシの試練
第5章 スクナビコナとオオモノヌシ
第6章 アメノヒボコ襲来
第7章 国譲り
第8章 謎の出雲青年
第9章 出雲大社造営

著者等紹介

水木しげる[ミズキシゲル]
漫画家・妖怪研究家。1922(大正11)年、鳥取県境港市出身。南方戦線での従軍経験の後、紙芝居、貸本漫画などを執筆。1965年、「週刊少年マガジン」に連載した「墓場の鬼太郎」(のちに『ゲゲゲの鬼太郎』と改題)は代表作となり5度TVアニメ化。2007年、『のんのんばあとオレ』によりフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞。2010年、文化功労者に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

36
漫画。古事記と古代出雲の話が合わさった感じ?相変わらず神様の話は難しすぎて、半分くらいの理解。ところどころ神話の部分が省略されているので、神話を知るため読むのなら、期待はずれになるかな。読み仮名がふってないので、子どもには難しい。2015/04/25

fu

26
読み終えてあたらめて表紙を眺める。オオクニヌシの無念の叫びが聞こえてくるかのようだ。参考文献の多さが物語るように、水木さんが古代出雲の研究に相当な時間をかけているのがわかる。怨霊信仰、オオモノヌシとの関係など、自分の中で放置されていたパズルピースの断片が、水木さんの解説でぴったり繋がり、一つの絵としてようやく見えた気がする。2016/01/10

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

26
去年の古事記ブームの際に出された水木版古事記。さすがに水木さんは機を見るに敏である。しかし題名通り、基本的に出雲中心の話。古事記に古代史や風土記の話題が混じる。古事記神代篇の入門書としてはかなりわかりやすいとは思う。だけどやっぱり水木しげるの漫画は、大御所になる以前の昔のものが好きだ。2013/09/02

marmelo

18
沖縄の友人が今夏出雲大社を参拝するとのことで、私も故郷のことを学び直すべく本書を手に。そうしたところ今夜のNHKブラタモリでは出雲大社が取り上げられ、またこの友人が出雲大社を訪れるタイミングで隣接する古代出雲歴史博物館にて「琉球王国特別展」が開催されているという“縁”。今、出雲大社がアツい...個人的に。古代出雲について描くことが宿願だったという水木さんの本書。昨年の高円宮典子さまと出雲大社宮司千家さんの御結婚が我が国の歴史上どれほど意義深いものか、この本を読んで再認識した。2015/08/22

あかつき号

13
脈々と流れゆく血、祖先、源。そんな言葉が実感できる水木さんの出雲。美保関灯台から日本海をみると、彼の地からの声が聞こえる気がしたのも、あながち感傷ばかりではあるまい。語部水木さんを得た出雲族の幸い。2016/02/13

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