出版社内容情報
キンタ・デル・ブイトレ――。「育成」とはかつてレアルの代名詞であった。
類稀なビッグクラブであるレアルとバルサ。あなたはこの2チームをどこまで知っているだろうか? 繰り返される迷走と復活劇。メッシやC・ロナウドに至るクラブの歴史を知ることで見えてくる、新たな「クラシコ」像
内容説明
「育成のバルサ、補強のレアル」は本当に真実か?繰り返される迷走と復活劇―西部謙司が明らかにする「双生児」とも呼ぶべき2クラブの歴史。
目次
1 モウとペップ
2 レアルとバルサ(1)それぞれの創成期
3 レアルとバルサ(2)ディ・ステファノの時代
4 レアルとバルサ(3)イエーイエースの60年代
5 キンタ・デル・ブイトレ
6 ドリームチーム
7 銀河系
8 ロナウジーニョからメッシへ
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年、東京都出身。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の記者となる。1995年~98年、フランスのパリに在住、欧州サッカーを堪能。現在はフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
向う岸
5
レアル・マドリーとバルセロナの、クラブ創立からの歴史を描く。具体的な戦術の違いを解説してあるのかと思ったら、クラブの歴史や有名な監督や選手のことが書いてあり、やや肩透かし。ただ、強烈なライバル関係がその国のサッカーの始まりから現在まで続いているという状況は、世界的に見ても稀有なことらしい。2011-12シーズンで遂にバルセロナの優勝を阻止したのは、やはりレアル・マドリーだった。あいつだけには負けたくないという思いが、切磋琢磨につながる。2012/06/17
ジュンジュン
3
同著「ふたつのマンチェスター」では内容がどうしてもマンU中心で物足りなかったが、本作では両クラブともエピソード満載の最強同士でバランスが良い。最強バルサを倒せるのはバルサ化したレアルだろうとの予見は、現在(レアルCL三連覇)からみると慧眼だといえる。2018/07/14
*
3
【感想追加】3年前に読んだ本。スペインがカタルーニャ独立問題に揺れる今だからこそ、サッカーを通じて「スペインの激しい歴史」を学ぶのもありだと思う。2014/02/14
02235
2
リーガエスパニョーラの2大メガクラブのライバル関係を、その草創期にさかのぼって、政治的な意味やその因縁の深さなどを取り上げるのかと思ったら、ただひたすら、両クラブの歴史を取り上げるだけの本で、拍子抜けしました。著者の"サッカー戦術クロニクル"を読んでいる身としては、既視感のようなものを感じます。2012/06/03
ゆうた
1
レアルとバルサ、繰り返される迷走と復活か、歴史を積み重ねたような本でした。フィーゴ、ジダン、ロナウジーニョ、リリバウド、メッシとロナウド、モリーニョ、ベップとかにもう少し日を当ててくれても良かった。2015/10/11
-
- 洋書
- Sjambak