出版社内容情報
小犬の姿をした「八百万の神」(モノクロ)と暮らす大学生の美綾。読んだばかりの『将門記』についてモノクロと話していると、「一緒にその時代を見に行かないか」と誘ってきた。次の瞬間、美綾はモノクロと共に(意識体)となって本物の将門の時代へ飛んでいた。平将門が若きリーダーとして確かに存在しており、目の前に現れる! 意識だけの感覚に徐々に慣れた美綾はモノクロと別行動を取っていると、アクシデントが起こり、将門の護衛を務める蝦夷の少女ユカラの身体に閉じ込められてしまうが、ユカラの将門への気持ちを知ることに。やがて「えやみ」という邪悪な呪術が絡んだ親族との戦いが起きる。一方で「えやみ」を浄化しようとする「山の民」が変化したオオカミたちが、ユカラに力添えをして将門を危機から救おうとするが……。
「これぞ荻原規子。さすが荻原規子。本の中に引きずりこまれそう。神の視点で歴史を見るとはこういうことか !」八咫烏シリーズで人気の阿部智里氏、大絶賛! 壮大なスケールで描かれた書き下ろし、シリーズ第3巻ついに登場!
内容説明
小犬の姿をした八百万の神・モノクロと暮らす大学生の美綾。読んだばかりの『将門記』の話をモノクロにしていると「その時代を見たくはないか」。気がつくと美綾の意識は10世紀へ飛び、そこに若き武者、将門が現れる!彼の護衛を務めるユカラの体に閉じこめられた美綾は、彼女の将門への想いを知る。やがて“えやみ”と呼ばれる邪悪な呪術が絡んだ争いが起き、ユカラは「山の民」である狼たちと共に将門を守るため戦へ向かう…。
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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