出版社内容情報
最重要軍事機密である、脳移植の稀有な成功例、アスカ。彼女の前に突如現れた、脳移植が生んだロシアの怪物との戦いの行方は!?
内容説明
麻薬取締官・神崎アスカは脳移植手術の成功例として米露の諜報戦争に巻き込まれる。そんな中アスカに執着し彼女を追い続けるのは、ロシアの怪物と呼ばれるもうひとりの脳移植者・狼だった。かつての婚約者「仁王」と再びコンビを組み、事件に立ち向かうアスカ。手術の後遺症により壊れ始めた狼と脳移植手術の執刀医・コワルスキー博士の思惑とは―。予測不可能な展開と衝撃のラストのサスペンス長編!
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。その後、86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年、日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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青蓮
9
「天使の牙」の続編。やっと心が一つになり絆が深まったアスカと古芳。しかし、その後古芳にまで魔の手が伸びる。後半になるにつれ『狼』の暴走が止まらなくなる……。前作以上にスケールの大きい「闇」との対決、アスカはどう立ち向かうのか?最後までハラハラしながら読みました。「天使の牙」読了の方はおすすめです2021/04/25
terukravitz
6
★★☆☆☆2020/11/09
すーさん
4
同じ脳移植者ロシア人殺し屋との戦い。前作『天使の牙』ほど夢中に一気読みにはならなかったなぁ…😅特に最後のオチには肩透かし食らった感あります😅😅😅2021/03/13
フウミズ
2
GOOD 98 2021/07/29
久七郎
2
大沢在昌さんの作品の中で、女性が主人公のものは初めてのチャレンジ。 心理描写が独特で、同じ女性としては、ちょっと面倒くさいタイプなんだなぁ、と思ってしまった。 設定が、脳移植されて、恐ろしく美人になってしまう元女性警官で、めちゃくちゃ面白かった。 犯罪のスケールも大きくて、ハラハラドキドキの連発でした。2021/01/14