感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
24
美少女ゲームのポスターが電気街に彩りを添えたあの時代は、やはり大きな転換期だったのだろう。 コンピューターが文字通り「パーソナル」になる一方で、ゲームとアニメの交錯は、やがて街の景色を変えた。 気恥ずかしくて手を伸ばさなかったのですが、やっておけば時代の証言ができましたねσ(^◇^;)2021/05/29
芳樹@マンガ専用
21
【電子】ベーマガをバイブルとして育ち、BASICでプログラムを組むマイコン少年だった私はメイ子とほぼ同学年。本作品の当時は大学生で5インチFD搭載PC9801DAユーザでした。まさに今回語られるような黎明期の美少女ゲームとともに日々を送っていたので、懐かしさで一杯です。いや勿論リアルでもサークル活動等に勤しんで、学生生活も楽しんでましたよ (^_^;)。『同級生』は本当に名作だったし、『同級生2』には度肝を抜かれたのを憶えてます。なお初めて買ったゲームはエルフのドラゴンナイトでした。2021/04/29
のれん
16
120MBに5万、塗りが16色、記録媒体がフロッピー! 今では考えれない世界。思えばテラですら不思議に思わなくなったようにどんどんITは加速している。 だがこの全てが不足していた時代は何故輝いていたのか。給与もどんぶり勘定というのは現代ではむしろ不安になる。 バブル前後の日本には余裕というか真の意味でゆとりの意識があったのかもしれない。 まぁなんとかなるだろう、それよりも今目の前にある新しい事件、現象、そして美少女ゲームの方を見てくれという気持ち。創作は案外もっとアングラで熟成させるべきなのかも。2020/10/17
nob
15
自分が産まれるよりも前の1990年代、美少女ゲーム黎明期のお話。元ネタが分からないことばかりですけど、たまに出てくる知ってるゲームタイトルを見ると嬉しくなっちゃう。そのレベルの知識しかないので、WindowsPCも普及してなくて昔のゲームはいったいどうやって作ってたんだと思ってましたから、こういう話はとても新鮮で面白かったです。時代の当事者3人のタッグで世代じゃなくても当時の熱を感じる作品です。グラフィッカーとして活動し始めたメイ子とアルコールソフトはどう活躍していくのかとても楽しみです。2021/11/14
ぷるっちょ
15
PC98全盛時代は自分はお金持ってなかったので本書で紹介されているPC美少女ゲームには手を出せず、後年、セガサターンに移植されたゲーム『EVE burst error』『Desire』くらいしか遊べてない。後、当時パソコンを持ってた学生時代の友人が『同級生2ポスタードリーム』に「金がない金がない、お金貸して」と言いながら金突っ込んでたのを覚えてる。 2021/03/17
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- 和書
- 森の歌がきこえる