角川文庫<br> 歌集 滑走路

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角川文庫
歌集 滑走路

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041096123
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0192

出版社内容情報

きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい

内容説明

「きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい」「非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている」「われを待つひとが未来にいることを願ってともすひとりの部屋を」―いじめ、非正規雇用、恋…。32歳という若さで命を絶ち、遺作となった唯一の歌集は、若い世代が抱える不安や葛藤、希望を求める姿を描き、多くの共感を集めた。異例のベストセラーとなった歌集、待望の文庫化!

目次

1(メモ帳;プラトンの書;滑走路 ほか)
2(靴ひも;平凡を嘆きたる夜に;蒼き旗 ほか)
3(こころの扉;歌詠む理由;模索の果て)

著者等紹介

萩原慎一郎[ハギハラシンイチロウ]
1984年東京都生まれ。私立武蔵高校、早稲田大学卒。りとむ短歌会所属。主な受賞歴は、第5回角川全国短歌大賞準賞、「滑走路」で平成25年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)、第31回朝日歌壇賞(馬場あき子選)、第36回全日本短歌大会毎日新聞社賞、平成27年度NHK全国短歌大会特選(馬場あき子選)、第37回全日本短歌大会日本歌人クラブ賞、第8回角川全国短歌大賞題詠部門準賞、「プラトンの書」で平成28年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)。2017年1月18日「模索の果て」が朝日新聞夕刊「あるきだす言葉たち」に掲載。17年6月8日逝去(享年32)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

217
優しさ、思いやりのある歌が多かったかなとは思うけど、時には絶望的、落胆的な歌もあり、感情の浮き沈みがかなりあったのかと思う。様々な歌で萩原慎一郎という人物像が垣間見える。優しさが滲み出てる人だろうと思う。だけど、どこか不器用ですぐに疲れてしまうんだろうな。共感できる歌が多く、もうこの人の新しい歌がないのがさびしくて残念でならないです。2021/09/22

ちえ

41
気になっていた本が文庫になったことを読友さんのレビューで知った。非正規、いじめ、恋、仕事、短歌…時に自分へ切りつけるようでもありながら、時にユーモラスで、どれを歌った31文字も、読んでいる私の心にまっすぐに届いてくる。苦しさ、それでも前を向こうとする気持ちを歌に込めて自分を奮い立たせていたのかもしれない。作者の歌をこれ以上読むことができないことが本当に残念だ。でも残してくれた歌はきっとこれからも多くの人たちを励まし続けるだろう。https://book.asahi.com/article/119279692021/11/28

タルシル📖ヨムノスキー

36
正直私の中で、短歌とは、「五七五七七以外に何かルールはあったかな?」程度の認識しかなくて、だから今までいわゆる「歌集」を手に取ることはなかったし、あの大流行した俵万智さんの「サラダ記念日」を目にしても、どう味わったらいいのかわからないというか、誰かに「この歌のココがいいんだよ!」と熱く語ることができないというか…。そんな私がなぜこの本を手に取ったのか?それは一重に一万円選書の成せる技。夕日の切なさや派遣労働の現実、恋の甘酸っぱさは何となく感じ取れたけれど…。うーんまだまだ。もっと感性を研ぎ澄まさなければ。2023/09/13

Maki

34
車窓にはきらきらとした雨粒があって景色ははっきりとは見えないけど僕はなんとなく眺めていた。距離を移動しようとも時間が過ぎていこうとも、ぼくはただの僕という記号だ。いつも同じような一日が過ぎていく。何もなく終わった一日の終わりに大好きな君にただカッコいいと思われたくて歌を詠む。ことばには正直にありたい。三十一文字に翼をください。君へと翔んでいける翼を。2020/10/06

藤瀬こうたろー

32
この本のことは今年放映していたクローズアップ現代の短歌特集で知った。著者は、名門の中高一貫校に入学するも、いじめにあってしまい、それがもとで自宅療養し、大学卒業後はアルバイトや契約社員をしていた。その後、短歌で様々な賞をとり、この歌集を出版してこれからっていう時に自死してしまった。こういう背景もあって、心に傷を負いながらも生きよう、恋をしようという懸命な気持ちの入った歌を読むと、評価も多分に情が入ってしまうのは否めないが、それにしてもグッとくる。「コピー用紙補充しながらこのままで終わるわけにはいかぬ人生」2023/09/27

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