出版社内容情報
きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい
内容説明
「きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい」「非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている」「われを待つひとが未来にいることを願ってともすひとりの部屋を」―いじめ、非正規雇用、恋…。32歳という若さで命を絶ち、遺作となった唯一の歌集は、若い世代が抱える不安や葛藤、希望を求める姿を描き、多くの共感を集めた。異例のベストセラーとなった歌集、待望の文庫化!
目次
1(メモ帳;プラトンの書;滑走路 ほか)
2(靴ひも;平凡を嘆きたる夜に;蒼き旗 ほか)
3(こころの扉;歌詠む理由;模索の果て)
著者等紹介
萩原慎一郎[ハギハラシンイチロウ]
1984年東京都生まれ。私立武蔵高校、早稲田大学卒。りとむ短歌会所属。主な受賞歴は、第5回角川全国短歌大賞準賞、「滑走路」で平成25年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)、第31回朝日歌壇賞(馬場あき子選)、第36回全日本短歌大会毎日新聞社賞、平成27年度NHK全国短歌大会特選(馬場あき子選)、第37回全日本短歌大会日本歌人クラブ賞、第8回角川全国短歌大賞題詠部門準賞、「プラトンの書」で平成28年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)。2017年1月18日「模索の果て」が朝日新聞夕刊「あるきだす言葉たち」に掲載。17年6月8日逝去(享年32)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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