角川文庫<br> FAKEな日本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041095621
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

平成も終わり、安倍政権も終わった。しかし、忖度社会は続く。ドキュメンタリーとは、抗いである。タブーに抗い続ける監督のルポ&インタビュー!平成という時代が終わり、安倍長期政権も終わった。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る!森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「日本」を斬る!!『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)『A』『A2』×有田芳生(ジャーナリスト、参議院議員)『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)『FAKE』×長野智子(ニュースキャスター)※本書は2017年に小社より刊行した『FAKEな平成史』を改題の上、加筆修正したものです。【目次】 文庫版まえがき まえがき第一幕 疑似的民主主義国家ニッポン――『放送禁止歌』第二幕 差別するぼくらニッポン人――ミゼットプロレス伝説第三幕 自粛と萎縮に抗って――幻の『天皇ドキュメンタリー』第四幕 組織は圧倒的に間違える――『A』『A2』第五幕 平壌、かつての東京との交信――未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』第六幕 正しさこそが危機を生む――『FAKE』 あとがき 文庫版あとがき 解説

内容説明

ドキュメンタリーとは、抗いである。改元があり、政権も代わった。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることがない。平成の30年間で、世間の同調圧力はより強くなったのか否か。天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレス等。撮影テーマをことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、忖度社会の正体を探る!

目次

第1幕 疑似的民主主義国家ニッポン―『放送禁止歌』
第2幕 差別するぼくらニッポン人―『ミゼットプロレス伝説』
第3幕 自粛と萎縮に抗って―幻の『天皇ドキュメンタリー』
第4幕 組織は圧倒的に間違える―『A』『A2』
第5幕 平壌、かつての東京との交信―未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』
第6幕 正しさこそが危機を生む―『FAKE』

著者等紹介

森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』(集英社インターナショナル、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自の世界を構築している。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MJ

23
令和が始まるに当たり、平成日本を批判的に振り返った本。自らの価値観と相容れないものは全てフェイク。多数派は愚者であり、少数派は賢者。果たしてそうなのか?独善は構造的に独裁政治を生む。良くも悪くも、中道こそが民主主義なのではないか。また、マスメディアは望んで一人称を失ったのではない。社会の多様化、インターネット・メディアとの相対性、社会的なコンプライアンス強化の動きの結果であり、これこそが令和という新しい時代の要請と考える。2022/11/17

ミエル

22
読みたかったものとは違った。全編恨み節のようにただの安倍晋三批判と(自分を認めてくれない上席者限定の)マスコミ批判に話が落ち着くのは如何なものかと。うーん、嫌いなのは個人の自由だけど、露骨に言い過ぎ、薄っぺらい発言になってしまっているような気がする。各章のゲストとの問答も不明瞭、タブーを犯す側の思い、不可侵事項に踏み込む行動力、その原動力にはもっと深い考察があるのかと思いきや、なさそうだし。結局、誰もやらないとこをやって見た!みたいなYouTuberの元祖みたいなイメージしかわかない。2021/05/20

lily

14
自身が手掛けたドキュメンタリー作品に関わった人との邂逅を通じて、平成の30年間を振り返る。森達也はこの30年間を「メディアが一人称単数の主語を急速に失い続けた30年」と振り返る。主語が単数ではなく複数になれば、述語が暴走する。俯瞰的に複数形のしたり顔を見せつけるのでなく、「私はこう思う」で抗うことが大事。メディア劣化の原因を国民一人一人の劣化に求めるいつもの森達也節。「いつも同じこと言ってるじゃねぇか」とつい思ってしまうが、これを言い続けても言い続けても空しく響く現状を憂うべきなんだよな。2024/01/14

なおこっか

5
松元ヒロ先輩との対談が面白すぎて、一気読み。この対談で笑えた方は、是非ヒロさんの舞台観て欲しい。難しいことを笑いで柔らかく指摘してくれるから。各対談全て、森さんがNG喰らったトピックをネタに話が進むが、話者が皆、口汚くなどなく、落ち着いて語り合っていることに感心し、安心する。朝鮮に暮らすよど号ハイジャック犯たちの言う、情報が少なくとも正しい判断はできる、という言葉には考えさせられた。何故ならその逆の、情報さえ多ければ正しい判断ができる、は成り立たないから。2021/01/03

kthk arm

4
2025年38冊目。自分が知ってることが、いかに表層的かを改めて思い知らされる。2025/04/11

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