出版社内容情報
平成も終わり、安倍政権も終わった。しかし、忖度社会は続く。ドキュメンタリーとは、抗いである。タブーに抗い続ける監督のルポ&インタビュー!平成という時代が終わり、安倍長期政権も終わった。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることなく続いている。この三十年で、その波は高く、強くなったのか、それとも……。天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレスetc。撮影したいテーマはことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、自粛と萎縮の正体を探る!森監督作品のテーマを軸に、時代の表現者たちと「日本」を斬る!!『放送禁止歌』×ピーター・バラカン(ラジオDJ、ブロードキャスター)『ミゼットプロレス伝説』×日比野和雅(『バリバラ』初代プロデューサー)『幻の「天皇ドキュメンタリー」』×松元ヒロ(お笑い芸人)『A』『A2』×有田芳生(ジャーナリスト、参議院議員)『未完の「北朝鮮ドキュメンタリー」』×若林盛亮(「よど号ハイジャック事件」実行犯)『FAKE』×長野智子(ニュースキャスター)※本書は2017年に小社より刊行した『FAKEな平成史』を改題の上、加筆修正したものです。【目次】 文庫版まえがき まえがき第一幕 疑似的民主主義国家ニッポン――『放送禁止歌』第二幕 差別するぼくらニッポン人――ミゼットプロレス伝説第三幕 自粛と萎縮に抗って――幻の『天皇ドキュメンタリー』第四幕 組織は圧倒的に間違える――『A』『A2』第五幕 平壌、かつての東京との交信――未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』第六幕 正しさこそが危機を生む――『FAKE』 あとがき 文庫版あとがき 解説
内容説明
ドキュメンタリーとは、抗いである。改元があり、政権も代わった。しかし、報道をはじめ、表現の自粛と萎縮は終わることがない。平成の30年間で、世間の同調圧力はより強くなったのか否か。天皇、放送禁止歌、オウム、オカルト、小人プロレス等。撮影テーマをことごとくタブー視され、発表媒体が限られていく中でも、作品の力で“空気”を吹きはらってきたドキュメンタリー監督が、忖度社会の正体を探る!
目次
第1幕 疑似的民主主義国家ニッポン―『放送禁止歌』
第2幕 差別するぼくらニッポン人―『ミゼットプロレス伝説』
第3幕 自粛と萎縮に抗って―幻の『天皇ドキュメンタリー』
第4幕 組織は圧倒的に間違える―『A』『A2』
第5幕 平壌、かつての東京との交信―未完の『北朝鮮ドキュメンタリー』
第6幕 正しさこそが危機を生む―『FAKE』
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。98年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画「A」を公開、ベルリン映画祭に正式招待され、海外でも高い評価を受ける。2001年映画「A2」を公開し、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞する。11年『A3』(集英社インターナショナル、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自の世界を構築している。明治大学情報コミュニケーション学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MJ
ミエル
lily
なおこっか
kthk arm