出版社内容情報
関東最大の暴力団・東鞘会は大きなターニング・ポイントを迎えていた。会長の氏家必勝が逮捕された上、死期が迫っていたのだ。跡目を継ぐのは誰か? 改革路線で頭角を現した副会長の神津太一か、あるいは実子の氏家勝一か。勝一の子分で、その栄達を信じて疑わない織内鉄は、必勝が下した決断に衝撃を受ける。跡目に選ばれたのはなんと神津だった……。一方警察は、必勝の逮捕を端緒に、組織の壊滅を目論んでいた。ヤクザ者を心底憎む組対四課の我妻邦彦は、違法すれすれの荒業で東鞘会構成員を逮捕、更なる大物を狙っていた。しかし、捜査中に出会ったある女性が我妻の心を狂わせはじめる。
大注目を浴びた『地獄の犬たち』の続篇にして前日譚――。
内容説明
関東最大の暴力団・東鞘会で熾烈な跡目抗争が起きていた。死期の近い現会長・氏家必勝の実子・勝一と、台頭著しい会長代理の神津太一。勝一の子分である織内鉄は、神津の暗殺に動き出す。一方、ヤクザを心底憎む警視庁組対四課の我妻は、東鞘会を壊滅すべく非合法も厭わない捜査で東鞘会に迫るが…。地獄の犬たちに連なるクライム・サーガ第2幕。
著者等紹介
深町秋生[フカマチアキオ]
1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞して05年にデビュー。同作は14年「渇き。」として映画化され話題となる。『地獄の犬たち』は第20回大藪春彦賞候補となる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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