出版社内容情報
赤い糸の先に君がいなければ、きっと私は世界を恨んでしまうと思う。
内容説明
子供の頃から「運命の紅い糸」が見えているつむぎは高校の入学式で男子生徒とぶつかった。偶然にもその彼と同じ委員会になる。学年はふたつ上で名前は解人。気になるのは、彼の小指に紅い糸が無いこと―。いつも気だるい雰囲気で近寄りがたい先輩だったが、委員会の仕事を通して仲良くなっていく。2人は友達の恋を応援する作戦を企て走り回るが、ある日解人から衝撃の告白を受ける―。切なくて、愛しい、運命の物語。
著者等紹介
優衣羽[ユイハ]
神奈川県出身。2018年ピュアフル小説大賞にて最終候補作となった、『僕と君の365日』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
37
小指の紅い糸と、結ばれている人がわかる女の子のお話。2021/09/16
ちち123
33
読んでて途中飽きてしまった。読み捨てました2025/02/28
よっち
29
子供の頃から「運命の紅い糸」が見えてしまうゆえに辛い思いをしてきた高校生つむぎ。入学式でぶつかった架間先輩と風紀委員会で印象的な再会を果たす青春小説。先輩の小指に紅い糸が無いことに気づくつむぎ。最初はケンカばかりしていたのが共に過ごすうちに少しずつ変わり、お互いの友人の恋を応援する作戦を立てるようになる二人。そこからの苦い過去を繰り返すかのような急展開は、彼女にとってなかなか厳しい状況でしたけど、紅い糸を巡るひとつのエピソード、先輩からの告白も絡めて意外なところから覆ってゆく結末はなかなか良かったですね。2020/05/12
稲荷
16
青春らしくて凄くよかった。少しの事でも嬉しかったり凹んだりと、感情が揺れてしまう年頃の心がよく描かれていたと思う。また、主人公の人間らしい思考にも共感できる。2020/07/06
ツン
15
つむぎは取り繕っているよりも、素顔の方がいいと思う。二人の関係がとてもいい。解人の秘密はちょっとなんとも言えない感じでしたが、とてもよいお話でした。2020/12/06